[バスケットボール]オリンピックでも感じた「シュートが入らなければ、何も始まらない」(月刊バレーボール&月刊バスケットボール)

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出典元:月刊バレーボール&月刊バスケットボール

現役時代はシューターとして日本のトップに君臨し、また指導者としてこれまで数々のシューター育てた池内氏。「シュートを教わってくる選手が少ない」と、自らYouTubeでは「シュート専門チャンネル(池内泰明シューティング・ラボ)」も発信するなど、シュートに大きなこだわりを持ち、細部にわたって指導する。自分では気付くことができない僅かな修正でシュートは激変するという。コーチだけでなく、選手にも知ってほしいこと、練習方法などを聞いた。

<動画>股関節(腸腰筋)を意識したバランスシュート

――関東大学トーナメントで益子拓己選手(3年)が3P王になりましたね?
「あまり余計なことをせず、プレーがすっきりしていましたね。シュートももちろんそうですが、ディフェンスも非常に頑張っていました。自分のリズムがつかめたのではないでしょうか」

――益子選手はとても多くのシュート練習をすると聞きましたが。
「誰よりも一番練習していますね。それが一番大きいと思っています。ほかの練習もそうですが、やらされる練習ではなく、高いモチベーションで自分から練習することが大切なのです。シュートの修正方法もそれなりにつかんでいるはずです」

――もともとシュートタッチは良い選手だったと思いますが、池内さんはどの辺りを修正していったのでしょうか?
「一度、本人と話したことがあります。『練習では入るよね? でも試合になるとシュートできなかったり、確率が上がってこなかったりする。それはなぜなんだろう?』と。練習のための練習になっている可能性がありました。試合でどうやってシュートするのかを5対5の練習の中で覚える必要があったのです。あとは試合経験ですね」

――真面目な性格の選手ほど、「入れないと!」と体に力が入ることも多いですか?
「いかに8割程度の力でシュートできるか、ということに尽きますね。余計な力はシュートの妨げになることが多いからです」

――話は変わりますが、オリンピックの試合でもシュートが上手な選手しかいませんが、ご覧になっていかがですか?
「本当に上手ですよね!(笑) 上位のチームであれば、3Pシュートを5割程度決めています。シュートが入れば、プレーに余裕が生まれてきます。シュートフェイクをしたり、ワンドリブルで横にずれたりするなど、周りの状況も良く見えてるのではないでしょうか。シュート、シュートと決めつけていると、次のことなど頭にないと思います」

――ご自身のYouTubeチャンネルでもお話されていますが、結局シュートが入らないことには何も始まらないということですね。
「オリンピックを見ていても、シュート時に体の軸もしっかりしていますし、体幹も強いと思います。やはり、シュートというものはバスケットボールという競技の中でも特に大切なスキルなのです。シュートが入らなければ、何も始まりません(笑)」

――それに、オリンピックでは力んでシュートする選手はいませんでした。
「力が抜けていて、さほどジャンプしていません。若干、伸び上がる程度で軽くシュートしています。
 シュートが入るか入らないかは、準備だと思っています。ボールが飛んで来たときに準備ができているかどうか…早く良いポジションへ移動して待つことが重要になってくると思います。例えば、カットした選手がペイント内に長い時間留まっていたり、ダウンスクリーン後にその場にいたりすることが多いです。すぐにコーナーへリロケイトすれば、またチャンスがあるかもしれません」

――シュートにはフォームが影響してきますが、先ほどの話にあった「体幹」はとても重要な要素になってきますか?
「体幹は必要になってきますね。あとは、上半身と下半身をつなぐ部分(腸腰筋)が重要です」

――そのような部分も含めて、ちょっとしたことでシュートは変わりますか?
「そのような要素はたくさんあります。今、拓大でやっているのは、チューブを使ってのハーフスクワットなどです。腸腰筋を意識することで、ボールをレシーブしたときの“構え”は格段に良くなりますね。試合後半になってきても、同じような姿勢でシュートすることができるのです」

――国際試合では試合前に多くの時間を割くことができます。しかし、中高生の試合前のウォーミングアップ時間は限られています。
「少しの時間でも、優先順位を決めてこのような“意識”をするウォーミングアップをしていくと良いでしょう。チューブを用いるかどうかは別にして、ボールを使わずに刺激を与えることはできるはずです。壁に手をついて軽くもも上げをするなど、良いシュートにつながる方法はいろいろあると思います。
 シュートは思った以上にデリケートなスキルなので、神経質になるべきものです。あれだけ体を動かすウォーミングアップをするのに、シュートに関してはかなり雑な印象を受けますね」

――選手はさまざまなシュートの癖を持って大学に入って来ますが、池内さんが最も手を加えたいと思うことは、どのような点ですか?
「シュートタッチという感覚はなかなか変え難いものはありますが、一番感じるのはボールをキャッチして構えるという部分。この準備は観察しますね。棒立ちの選手が圧倒的に多いのが現状です」

――“シュートフォームの微調整”ということに関してはいかがでしょうか?
「キャッチをしっかりしようと手に力を入れて開き過ぎると、手首を曲げることが窮屈になってしまいます。少し緩めるだけで、手首が曲がりやすくなります。また、リングに正対できているようでできていない場合もあります。視線もそうです。見ているようで見ていない(笑)。
 あとはチェストパスを小さい頃から繰り返しやってくるので、体の中心でしかボールをキャッチすることができません。そのため、シュートが体の中心から利き手の方へと斜めに上がっていくケースも非常に多いですね。そういった部分を少しだけ調整していけば、シュートは格段に変わると思っています」

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