松山英樹 五輪欠場も 2日にコロナ陽性10日時点でも変わらず全英オープン欠場(スポーツ報知)

出典元:スポーツ報知

新型コロナウイルス検査で陽性となった男子ゴルフの東京五輪代表、松山英樹(29)=LEXUS=が15日開幕のメジャー、全英オープン(英国・ロイヤルセントジョージズGC)を欠場することを11日、マネジメント会社を通じて明らかにした。米国時間の10日時点でも陽性判定が出ており、現在もフロリダ州の自宅で静養中。29日から競技が始まり、日本ゴルフ界初の金メダルが期待される五輪の出場が危うくなってきた。

  金メダルが期待される松山が東京五輪欠場の危機を迎えた。マネジメント会社がこの日、「メジャートーナメントの欠場が残念でなりませんが、今後も感染拡大防止と安全対策を徹底してまいります」と全英オープンの欠場を発表。2013年からのメジャー連続出場は33大会で途切れ、その後の東京五輪への影響も懸念される状況となった。

 米ツアー大会に参加中だった1日に喉の痛みや頭痛、吐き気を覚え、2日にPCR検査で陽性反応を示したため戦列を離れた。現在は米フロリダ州の自宅で静養を続け、体調は快方に向かっているが、PCR検査の結果は10日時点でも陽性判定が出ている。

 隔離生活をしながら回復に努めているが、ゴルフの練習はできていないという。コンディション面でも不安が多く、渡英は断念した。新型コロナ感染後「できるだけ早く競技に戻って元気な姿、プレーを見せられるように努力いたします」とコメントを出した松山。4月のマスターズで日本男子初のメジャー優勝を達成し、今季メジャー最終戦の全英でも好成績が期待されていたが、無念の欠場となった。

 29日から男子の競技が始まる東京五輪への影響は避けられない。日本のエースとして、自国開催での金メダルに注目が集まるが、日本に帰国するには96時間(4日間)以内に2回陰性を証明することが必要で、まだ陽性であることから早い段階での帰国は困難な状況だ。

 当初は18日に終了する全英後の帰国を予定しており、時差ぼけ解消など状態を整え、24日から会場の霞ケ関CCで練習ラウンドするスケジュールを組んでいた。今後の回復具合にもよるが、試合に出るためのコンディションに仕上げる時間も限られている。松山が東京五輪を欠場した場合は補欠1番手の金谷拓実が繰り上がり、星野陸也とともに五輪代表となる。松山は元々、アレルギー反応が強く、16年リオ五輪はジカ熱への懸念などを理由に出場を辞退。コロナのワクチン接種も副反応を懸念して控えてきた。

 

◆松山が東京五輪に出場するには 海外から帰国する選手は、出国前96時間以内に2回検査を受け、そのうち少なくとも1回は72時間以内に陰性を確認することが求められる。入国後は原則毎日検査を実施する。選手はコンディションを維持できるよう、14日間の待機を免除する「アスリートトラック」と呼ばれる特例があり、大会参加が可能。健康管理、行動管理(競技場、練習場と宿泊先の往復のみ)が14日間実施され、専用車での移動が原則となる。

 昭和大学病院感染症内科・二木芳人客員教授「松山選手は2日に陽性判定を受けて10日になっても判定結果は変わりませんでしたが、このようなことはよくあります。なぜなら、感染力が強いウイルスでなくとも、ウイルスのかけらが体内に潜伏していれば、陽性となるからです。松山選手は29日から行われる東京五輪の代表に選ばれています。調整の仕方にもよりますが、症状により食事を取れていない場合は体調面で少なからず影響は出てくると考えられます」

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