【函館スプリントS】鮫島克駿騎手、夏の主役へカレンモエとサマースプリントシリーズ開幕戦飾る(スポーツ報知)

出典元:スポーツ報知

◆第28回函館スプリントS・G3(6月13日・芝1200メートル、札幌競馬場)

 上半期のG1は宝塚記念を残すのみで、いよいよ夏競馬が本格化。東京五輪への対応のため、今年の北海道シリーズは札幌で開幕する。12年ぶりに札幌で行われるサマースプリントシリーズ第1戦の函館スプリントS・G3(13日、芝1200メートル)の主役候補、カレンモエに騎乗する鮫島克駿騎手(24)は7年目の今年、白星を量産中。有力馬の騎乗も予定されるサマーシリーズ、そして“地元”小倉に続く夏の戦いへの思いを聞いた。(取材・内尾 篤嗣)

 ―デビュー7年目の今年初めて札幌で騎乗。函館スプリントSではカレンモエと4戦ぶりのコンビを組みます。父は顕彰馬にもなったロードカナロア、母は12年にこのレースを制したカレンチャンという超良血馬の印象は?

 「新馬の前から調教に携わらせてもらっています。この中間は3週連続で乗せてもらい、成長を感じています。長所はトップスピードの速さ。(栗東・坂路での)1週前追い切りでもラスト11秒7で、スプリンターの動きでした。短距離路線の主役になっていく馬で、大事な一戦になります」

 ―そのカレンモエですが、成長したと思う点を教えてください。

 「以前は体質の弱さがあって、さばきに硬いところがありました。(適度に間隔を空けた)馬に合った使い方をしてきたおかげもあり、体ができてきた印象です。いい成長曲線を描けていますね。新馬の頃と比べて一番大きく変わったのは、スタートが速くなったところでしょうか」

 ―京阪杯、オーシャンSと2戦連続で2着。重賞初制覇を目指すにあたり、ポイントは?

 「ここ2走は詰めの甘さを見せていますが、4コーナーを回る時の手応えは抜群のように思います。調教で乗っている感じでは、甘くならず持続させられそうな感触はあります。これだけの馬ですし、初めて重賞を勝たせることができれば、と思っています」

 ―鮫島駿騎手自身は今年35勝。キャリアハイの年間42勝(18年)を大幅に更新しそうなペースです。フェブラリーSでは9番人気のエアスピネルを2着に導くなど、G1でも存在感を示してきました。夏競馬へ向けての意気込みは?

 「まずは、けがをしないことが大事。そして毎週、たくさん有力馬の依頼をいただいているので、しっかり結果を出すことも当然。そのうえで、次につながるレースができるように心がけたいと、いつも思っています」

 ―この夏、楽しみにしている馬は?

 「アイビスSD(7月25日、新潟)のライオンボスです。前回の韋駄天S(9着)では58キロを背負って、緩い馬場で走るのが初めてでしたから。次に向けていい経験になったと思いますし、目標のG3で巻き返したいです」

 ―具体的な目標はありますか。

 「夏に頑張って、僕の地元である小倉の年間リーディングを取りたいですね(現在14勝で2位。トップ19勝の吉田隼は北海道を主戦場に)。そして僕たち若いジョッキーで、競馬を盛り上げていきたいです」

 ◆鮫島 克駿(さめしま・かつま)1996年10月18日、佐賀県生まれ。24歳。15年3月に栗東・浅見秀一厩舎からデビュー。JRA通算242勝。15年に39勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手。重賞は20年小倉大賞典・G3(カデナ)、21年新潟大賞典・G3(サンレイポケット)の2勝。父は佐賀競馬のレジェンド騎手の鮫島克也、10歳上の兄はJRA騎手の鮫島良太。160センチ、48キロ。血液型B。

 <取材後記 2年前の悔しさ糧に成長> 鮫島駿にとって試練になったのは19年の夏。ライオンボスで挑むアイビスSDで自身の重賞初勝利を期待されていたが、その前日の小倉1Rで落馬。左腕や左脚3か所を骨折する大けがで3か月の休養に。そのパートナーは翌日、田辺騎手が騎乗して1番人気に応えてV。運命は非情だった。

 だが、その悔しさを糧に、20年の小倉大賞典(カデナ)で重賞初勝利。翌週には栗東で「前の年には小倉で落馬負傷して悔しい思いをしました。レース当日は家族も応援に来ていたので、うれしかったです」と話し、大勢の関係者に祝福されていた。

 けがから約2年で着実に成長。レースはもちろん調教でも毎日精力的に多くの頭数をこなし、信頼を築いてきた。アイビスSDでは、そのライオンボスで挑む。ぜひとも勝って2年前のリベンジを果たし、さらなるステップアップへの一歩としてほしい。

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