うつ告白の大坂なおみに支援の声続々…4大大会主催者「意義ある改善目指す」(スポーツ報知)

出典元:スポーツ報知

女子テニスの大坂なおみ(23)=日清食品=が全仏オープン2回戦を棄権し、うつに苦しんできたと告白したことを受け、4大大会の主催者は1日、「意義のある改善を目指したい」などとする声明を発表した。英紙デイリー・メール(電子版)は2日、大坂が米ロサンゼルスの自宅に戻ったと報じた。

 テニスの4大大会主催者は、大坂について「コートを離れている間、可能な限りの支援を提供したい」とする共同声明を発表した。大坂が開幕前の宣言通り1回戦後の記者会見を拒否した際、罰金1万5000ドル(約165万円)を科した上、大会追放を含む厳正な処分がある可能性を警告していた。互いに主張をぶつけ合い溝の深さを感じさせていたが、収束へ道筋がついた。

 4大大会4勝の23歳は大会側にとっても「並外れた才能のある選手」と認めている。うつ告白は規定を再考させるに十分すぎる理由になった。「なおみが自らの言葉で重圧や不安を語ったことをたたえる」と主張を受け止め、メディア対応も含め「選手、大会、メディア、WTA(女子ツアー統括団体)、ATP(男子ツアー統括団体)、国際連盟と協力して意義ある改善を目指したい」と約束した。

 一方でかねて主張する平等性は強調。「どの選手も不当に有利にならないようにスポーツにはルールや規則が必要」とし、トップ選手だけが優遇される状況は作らないことを念押しした。

 ダニエル太郎は大坂の行動が問題提起につながることを期待した。自身は精神面を軽視していたが「最近、大事さに気付いた」という。心持ちひとつで物事のとらえ方が変わり「もっとやってきたことが生かせたのかな」とプレーにも影響が及ぶという。日本にいまだ根強い根性論にも触れ「スポーツをする子供たち、その親やコーチ、スポーツ全体にも精神的な健康は大事にしてほしい」と訴えた。

◆ジョコビッチ「勇気ある行動」

 男子世界NO1のノバク・ジョコビッチ(34)=セルビア=は、うつを告白するなどした大坂に「共感する。とても勇気ある行動だった」と賛同した。男子テニス界の“ご意見番”として会見での話題が多岐にわたり、長くなることが多い選手の一人。強さゆえに憎まれ役になることもあり、「何度もメディアに不利な立場に立たされたので気持ちはよく分かる」と皮肉をこめて笑ってみせた。

 SNSが普及し、会見以外でも選手が発信できる場が増えたことにも言及。会見は依然として「仕事の一部」としつつ、「なおみは若く、ソーシャルメディアと育った。ファンと直接コミュニケーションが取れる」と理解を示した。

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