最強打者プホルス戦力外でエンゼルスは「トラウト・大谷時代」に(スポーツ報知)

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出典元:スポーツ報知

コロナ禍でなければ、これほどの衝撃にはならなかったのではないか。アルバート・プホルスがエンゼルスから戦力外通告を受けたことだ。「内部で2週間ほど検討していた」と、会見でベリー・ミナシアンGMは語ったが、それだけの時間があればビフォアー・コロナなら気配を感じたメディアが、何がしかの観測記事を報じていたかもしれない。

 しかし、今は感染予防でメディアのクラブハウス入室は禁じられ、選手はもちろん、球団関係者と基本的には直接取材をすることができない。これでは何が起こっているのかという視点で伝えられない。だからこそ、唐突なニュースになる。

 やっと序盤が終わろうとしているさなかの突然の解雇劇。プホルスの出場は24試合にとどまり、打率1割9分8厘、5ホーマー、11打点。チーム成績は13勝16敗の最下位(発表時点)。戦力外通告はメジャーの日常だ。成績だけでなく、契約やシステム上などによる評価から判断されからチームの調子によって、目まぐるしく動くチームもある。

 しかし、プホルスの場合は別格だ。メジャー歴20年。現役最年長、41歳は歴代5位の通算667ホーマー、リーグMVP3回など、数々の輝かしい記録を残し、ビッグタイトルにも輝いてきた。特筆したいのは新人の年から10年間連続で3割、30ホーマー、100打点をマークしたこと。そして、通算3000安打、600ホーマー、600二塁打、2000打点という驚異的数字を並べた史上ただひとりのバッターであることだ。ワールドシリーズ優勝も2度味わっている。つまり、プホルスは成績面からいえば、現役最高の打者だったのだ。

 10年2億4000万ドルというメガ契約がシーズン後に切れることで、確かに去就は注目されていた。「すべてはシーズンが終わってから」と、プホルスはスプリングトレーニングの時点で語ってから、将来について口を閉ざした。が、成績には繋がらなかったものの、現役続行の意欲は感じられた。

 慢性的なヒザの故障と戦いながら、二盗を決めたり、アウトになったが外野フライで一塁タッチアップして二塁を狙ったこともあった。また、三塁の守備にも入った。

 それでも、戦力外なのだ。「アルバートはベンチプレーではない」と、ミナシアンGMはいう。今季のエンゼルスは二刀流・大谷翔平がフル稼働の大活躍に加えて、昨季終盤からブレークしているジャレッド・ウォルシュがさらに飛躍、一塁とDHのプホルスの出場機会が減りつつあった。

 戦力外はプホルスからの申し出という説もある。これだけの偉大な足跡を残してきた選手、一方的通告ではなく、話し合いがなされてきたのだろうが、それはやぶの中。過去にものちに殿堂入りしたスーパースターがシーズン中に戦力外になったことはある。2012年に引退したウラジミール・ゲレーロ(エキスポズなど)はオリオールズのトリプルA所属となった時点で球団と話し合い、戦力外になっている。

 シカゴで抜群の人気を誇った強打フランク・トーマスも2008年4月20日、打率1割6分7厘、3ホーマー、11打点で戦力外。その4日後にアスレチックスと契約したが、結局その年を最後に引退した。

 さぁ、どうするプホルス。本人は現役続行を強く望んでいるが、見通しは決して明るくはない。カージナルス時代に堅い信頼関係で結ばれていたといわれるホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督は「ウチにはフィットしない」と、キッパリ否定した。他には? 現状で可能性のありそうなのは、一塁をジェイク・バウアーズとユー・チャンのプラトーンでまかない、どちらも打撃不振で2人とも1本もホームランを打てていないインディアンスか。

 殿堂入り確実なプホルス。大谷翔平がエンゼルス入りする前年、二刀流の現実性についてたずねたことがある。彼は次のように言った。

「ここは世界最高峰のリーグだ。それぞれ専門の役割を持った25人(当時)が競い合う激しい競争社会。そこでプレーする選手は打者なら打者、投手なら投手としてその道を極めていく世界なんだよ」

 そこで20年を超えるキャリアを積み、栄光を手にしてきたプホルス。道を極めたに違いない。それでも、現役続行にこだわるのか。いずれにしても、このことによってエンゼルスがマイク・トラウト、大谷時代に入ったことは確かなことだ。

 出村 義和(スポーツジャーナリスト)

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