【ラグビー】NTTコム対キヤノン、8強入りを分けたシステム以外の領域。(ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン))

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出典元:ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

バックスタンドのハーフ線上。敗れたNTTコムの金正奎共同主将と、勝ったキヤノンで再三好ジャッカルのアマナキ・レレイ・マフィが涙ながらに抱擁する。

 4月25日、東京は江戸川区陸上競技場。国内トップリーグのプレーオフトーナメント2回戦が終わった頃のことだ。マフィは2014年度から今季途中までNTTコムに在籍し、同期入団の金と親交が深い。

「お互いにそういう感情が込み上げてきたのが態度に出て、ああいう感じで抱き合っただけです」

 金がこう言葉を選んだこのシーンに、観客は拍手喝采。施政者の意思決定で入場すら危ぶまれた「1983人」は、物語性の高い場面に感動しただろう。ただし両軍のストーリーを想起させる局面は、ノーサイドの笛が鳴る前にも数多くあった。 

 前半30分頃。6-14とリードされたNTTコムは、自陣10メートル線付近で激しく身体を当てる。ミスボールを拾って一気に前進も、対する主役のマフィが大きく駆け戻ってジャッカル。キヤノンはまもなく、SOの田村優のキックで陣地を挽回した。

 NTTコムは、13-22と9点差を追う後半12分以降も歯車の調整に難儀。元スコットランド代表SHのグレイグ・レイドローが自陣深い位置から高い弾道を蹴り上げるも、その地点より前でプレーした選手がいたとして笛を吹かれる。

 ここで好機を得たキヤノンは、15分、向こうのタフなタックルにパスを乱しながらもそのこぼれ球をFLのエドワード・カークがカバー。エアポケットへ入ったようにそのままインゴールを割り、直後のゴールキック成功で29-13と点差を広げる。
 
 43-13という最終スコアができ上るまでの間、キヤノンは日本代表NO8のマフィの好守、南アフリカ代表CTBのジェシー・クリエルのラインブレイクで得点板をコントロール。何よりWTBのホセア・サウマキのタッチライン際での粘り、相手のパスが外へ出た直後の素早いプレー再開などで緊張感を保った。

 自前のシステムに沿って有機的に攻め、鋭い出足の防御ラインを保ったのは両軍とも同じ。勝敗を分けたのは、かような仕組みで補いきれぬ領域での献身と反射神経だった。

「勝つ準備をメンバー、ノンメンバー関係なくやってきたのですが、その準備したことをできなかった残念さがあります。ボールを継続できず、ブレイクダウン(接点)でプレッシャーをかけられたのを修正できなかった。システムは信じたうえで、自分たちがどうコミットするか(が学びになった)」

 敗れたNTTコムでは、日本代表候補でSOの前田土芽がこう述べた。かたやキヤノンの沢木敬介監督は、「試合を重ねるごとに成長できている」。日本代表の田村主将が「主将が頼りないので皆がサポートしてくれる」と周りに感謝するその横で、指揮官はこうも話した。

「いまはゲームに出られないメンバーにもチームの力になろうという思いを持った選手が増えてきている…と言ったらおかしいですが、そういう感情を出せるようなチームになってきている。僕が(就任後)最初に感じていたチーム力とは違っている」

 リーグ発足8年目の2010年に初昇格したNTTコムは、総工費約60億の本拠地を作った2018年度までの3季で16チーム中5位、9位、5位と上位に接近。ただしレギュラーシーズン(レッドカンファレンス)で3勝3敗1分の今季は、けがを含めた複数の理由による主力の離脱が続いた。

 攻撃哲学と思慮深さで礎を築いたロブ・ペニー ヘッドコーチがクラブを去り、2年が過ぎていた。マフィの移籍を容認していた内山浩文ゼネラルマネージャーは来季に向け、大幅なてこ入れを施すと匂わせた。

 かたや一昨季16チーム中12位のキヤノンは今季、元日本代表コーチングコーディネーターの沢木が監督就任。前任者時代までのことは「わからない」としながら、戦力や環境を結果に昇華できなかった背景をこう看破したものだ。

「皆、チームがよくないのを何かのせいにしたがっていると感じました。結局は自分のチームに対する愛情がない。本気で話してもいなかっただろうし、よくしようと思ってなかったんじゃないですか」

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