【大阪杯】レイパパレ無傷6連勝で古馬G1制覇 また強い牝馬が現れた(スポーツ報知)

出典元:スポーツ報知

◆第65回大阪杯・G1(4月4日・芝2000メートル・阪神競馬場、重)

 ニューヒロインの誕生だ。第65回大阪杯は4日、雨の阪神競馬場で行われ、G1初挑戦だった4番人気のレイパパレ(川田)が逃げ切り、4馬身差をつけて完勝した。グレード制導入の1984年以降、史上最少キャリアタイのデビュー6戦目での古馬G1制覇で、無敗での達成は史上3頭目の快挙。初対決が注目された1番人気の3冠馬コントレイル、2番人気のグランアレグリアを3、4着に下しての堂々の戴冠(たいかん)だった。

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 後ろを待つ必要はない。直線入り口。先頭を走る川田とレイパパレの直後にコントレイルとグランアレグリアが迫ってきたが、デビュー以来、ずっとコンビを組んできた人馬が紡ぐリズムは全く乱れなかった。無理のない形で馬場の真ん中に持ち出すと、雨を切り裂くように一気に加速。力強いフォームで“2強”をグイッと突き放すと、あとはVロードを突き進むのみだった。初挑戦のG1、重馬場でも最後までしっかりとした脚取りを維持したまま、後続との着差は4馬身。圧勝だった。

 「本当にすごいことをしたなと思います。素晴らしい馬です。この馬自身、リズムよく、ゴールまで走り切ってくれた結果がこの勝ち方だったと思います」と川田はパートナーをたたえた。これで6戦6勝。6戦目でのJRA古馬G1制覇はグレード制導入の84年以降、最少キャリアタイ記録で、無敗での制覇は史上3頭目の快挙だった。

 強い思いが届いた。レース後の検量室前。高野調教師は満面の笑みで何度も愛馬の鼻面をなで、首筋をポンポンと叩いた。「松田国英厩舎で修行させていただいた時から、この血統とは付き合いがあるんです」。助手時代に調教をつけていた母シェルズレイはブリンカーやパシュファイヤーなど様々な矯正馬具を装着し、激しい気性と向き合った思い出深い馬。全兄シャイニングレイも自らの管理で重賞2勝した。そして、今回の大きな勝利。「G1を取れて、この牝系に限りない可能性と評価がつくのはうれしい」とうなずいた。

 今後は未定だが、これからは追われる立場になる。「背負っていくものが極端に大きくなったと思いますが、それに見合うような走りを今後もできるように一戦一戦、しっかり走っていきたいと思います」と気を引き締めた川田。全く底を見せない規格外の新女王と、無敗街道を突き進んでいく。(山本 武志)

 ◆レイパパレ 父ディープインパクト、母シェルズレイ(父クロフネ)。栗東・高野友和厩舎所属の牝4歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は6戦6勝。総収得賞金は2億2651万7000円。主な勝ち鞍はチャレンジC・G3(20年)。馬主は(有)キャロットファーム。

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