出典元:スポーツ報知
J1北海道コンサドーレ札幌FW小柏剛(22)が、敵地・福岡戦(3日、ベススタ)で、左足甲を痛めた名古屋戦(3月6日、0●1)以来、リーグ4戦ぶり出場を目指す。30日から全体練習に合流した小柏は31日、負傷した試合以来となる11対11も消化。「福岡戦から100%で行けるように」と“ツヨシ100%”を誓った。
大卒新加入の今季は、途中合流だった1月沖縄キャンプから爆発的なスピードと献身性を随所にアピール。指導陣、チームメートの信頼も高め、2月・横浜C戦(5〇1)で開幕先発も奪ってみせた。それだけに2節・名古屋戦後、約3週間の離脱は「個人的にもいい流れで来ていた。置いて行かれるような気持ちで、悔しい時期だった」と明かす。
この日の紅白戦では、不在中の序列を再度覆そうと、控え組の左ウィングバックなどで精力的に駆けた。復帰直前の29日には、共に19年ユニバーシアード大会で金メダルのU―24日本代表FW林大地(23)=鳥栖=が強豪アルゼンチンから先制点を奪い、3―0の快勝に貢献。「感じるものはあった。自分も追いつけ追い越せの活躍を見せたい」と、同世代からの刺激も力に変える。
明大在籍で特別指定として出場した昨季含め、自身はここまでリーグ6戦、ルヴァン杯2戦で無得点と、公式戦初ゴールも待たれる。「3週間分、一気に取り返すつもりで。初得点も狙いながら、誰より走って、勝利に貢献したい」。帰ってきた大物ルーキーが、札幌を上昇気流に乗せていく。(川上 大志)