渡邊雄太(ラプターズ)が対ホークス戦で3得点 ‐ 荒波のNBA後半戦が始動(月刊バレーボール&月刊バスケットボール)

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出典元:月刊バレーボール&月刊バスケットボール

日本時間3月12日(アメリカ現地時間11日)に行われたトロント・ラプターズ対アトランタ・ホークス戦で、渡邊雄太が2020-21NBAシーズン後半戦初出場を果たした。この試合はラプターズのチームとしても後半戦最初の試合。渡邊は7分50秒間出場し、3Pショット1本を成功させ3得点を記録したほか、±が+13。チームはホークス相手にトニー・スネルのブザービーター・スリーで120-121の逆転負けを喫している。
 渡邊はこの試合で放ったショットが2本。3Pに関しては1本のみのアテンプトを確実に成功させた。アメリカ時間3月3日の対デトロイト・ピストンズ戦ではキャリア初のスターター出場を果たしており、チーム事情も重なって出場機会が今後も継続的に巡ってくることが想像できる。今後その機会を増やしていくには、この日のように数少ない得点機を効率的に数字につなげることが非常に重要だ。
 渡邊が現在ラプターズと結んでいるツーウェイ契約に関して、この日は非公式ながら、同契約下のプレーヤーにレギュラーシーズンの残り全日程とプレーオフでの出場を認めるNBA理事会承認を報じるニュースも舞い込んできている。いずれもこれまでは認められていなかった事項だが、ラプターズの現状を見ても、不測の事態にプレーヤー数を確保するために控えとして登録できる人数を増やすことはリーグとしての重要事項の一つに違いない。
 そうした環境下では、各チームとも控え同士の出場機会争いも熱を帯びることだろう。ラプターズは直近では、対ホークス戦前日に208cmのフォワード・センター、ヘンリー・エレンソンと10日間契約を結んでおり、期待できる人材に機会を与える方向にあることをうかがわせている。
 また、NBAはアメリカ時間3月25日のトレード・デッドラインが近づくにつれ、チーム補強動向が騒々しくなる時期にも突入している。ウワサとして広まっているチームリーダーのカイル・ラウリーに関するトレード話、が現実のものとなるかはわからない。ただしラウリーとはまったく関係なく、フロントラインの強化に向け何らかの動きを見せる可能性は十分にありそうだ。
 ラプターズはオールスター・ブレイク直前にチーム内で新型コロナウイルスの陽性者が見つかり、現在もその影響が尾を引いている。この日は通常ならスターターを務めるはずのパスカル・シアカム、フレッド・ヴァンヴリート、OGアヌノビーに加え、マラカイ・フリンとパトリック・マコーが、安全衛生プロトコルの対象となり欠場していた。ただしベンチにはニック・ナースHCが復帰しており、徐々にだが正常化に向かっている様子ではある。
 ラプターズはこの日の敗北でオールスター・ブレイクをまたいで3連敗。シーズン通算成績17勝20敗はイースタン・カンファレンスの9位(勝率ではホークスとタイ)で、プレーオフ出場権をかけたプレーイン・トーナメントへの出場枠内(カンファレンスの7位から10位が出場)に位置している。パンデミックがチーム活動に及ぼす影響は、ワシントン・ウィザーズの前半戦を見ても非常に大きなことがうかがえる。その意味ではラプターズにとって、3月・4月は荒波を乗り越えなければならない試練の季節。そのようなチーム状況の変化の中で、渡邊が今後どのような機会をつかんでいくか注目だ。

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