【ボクシング】「全然ダメだった」。元王者・粉川、大いに不満の勝利(BBM Sports)

出典元:BBM Sports

24日、東京・後楽園ホールで行われたフライ級8回戦は、元日本フライ級&東洋太平洋スーパーフライ級王者で現・日本フライ級2位の粉川拓也(35歳=角海老宝石)が、同6位の小坂駿(25歳=SUN-RISE)に78対74、77対75、77対75の3-0判定勝利を収めた。

【写真】前座の粕谷&齊藤の一撃がヒットした瞬間

 疲労によるものなのか、不甲斐ない内容に傷心なのか。試合後の会見に応じた粉川は、消え入るような声をなんとか絞り出すかたちとなった。
「良いところは全然なかった。最終回、ポイントを取らなければ負けると思っていた」。
 ジャッジ一者が4ポイント差をつけていたことを知ると、「それはない」と力なく首を横に振った。

 前戦から洪東植(ホン・ドンシク)トレーナーとコンビを組んだ。足で細かくリズムを刻み、テンポの速い攻防を築くスタイルから、ファイター化を強めた。この日も初回からジリジリと小坂に詰め寄り、右をスイングしてから左フックを上下に叩きつけるパターンで迫った。しかし、「足がついてこなかった」。
 上体は突っ込み、空振りしてはバランスを崩す。間合いとタイミングを徐々に把握していった小坂は、そこに右、左フックをカウンタ―してみせた。追い足のない粉川を見てとり、打っては動いて粉川をいなすシーンを再三つくってもみせた。

「体重を増やしすぎたことが原因かもしれない」と粉川。通常、前日計量後は+4kgのところを、今回は6kg増量したという。

 捕まえられないから、余計に力が入る。右を敢えて空振りさせて、ウェイトをタメて放つ左は生きたが、決めに行く右はことごとく空を切った。かわされるから、余計に当てたくなり、力が入る。これまで38戦(31勝14KO6敗1分)、世界戦経験もある大ベテランですら、その悪循環に陥ってしまうのだから、ボクシングとは難しい。

 ここ数年、思うような試合をできていない小坂は、この日は自らの得意な距離で戦うことができた。が、粉川のボディブローに体力を奪われ、ポイントをしっかりと握ることができなかった。小坂にとっても悔しい敗戦だったはずだ。

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