橋本聖子会長、「オリンピッグ騒動」に「ショック」佐々木氏辞任で五輪演出チームトップ3年で4人目交代(スポーツ報知)

出典元:スポーツ報知

東京五輪組織委の橋本聖子会長(56)が18日、都内で会見を行い、開閉会式の総合統括を務めるクリエーティブディレクター、佐々木宏氏(66)の辞任を発表した。式典に出演予定だったタレント・渡辺直美(33)の容姿を侮辱する不適切な演出プランを提案したと17日に「文春オンライン」に報じられ、辞意を表明していた。7月23日の開会式は佐々木案がベースとなる一方、後任は速やかに選定するが、演出トップが3年あまりで実質的に4度交代する異常事態となった。

 橋本会長があらゆる差別にNOを掲げて再出発を掲げた矢先に、また問題が勃発した。女性蔑視発言で引責辞任した前会長・森喜朗氏の後任となって、この日で1か月。「ショックを受けた。発言は不適切であり大変遺憾。あってはならないこと。大変申し訳なく思う」と謝罪した。

 「文春オンライン」によると、佐々木氏は昨春、渡辺を豚に例え、「オリンピック」と「ピッグ(豚)」を掛け合わせた「オリンピッグ」というキャラクターを提案したが、演出チーム内から不適切として一蹴された。報道を受け、佐々木氏は17日深夜に電話で橋本会長に辞意を伝えた。当初は慰留の考えもあった会長だったが「ご本人の(辞意の)思いが非常に強いと感じたので、受け入れる決意をした」と、正式に辞任に至った経緯を説明した。

 五輪・パラリンピックの開閉会式の演出チームは17年12月に、佐々木氏を含む8人のメンバーで発足。五輪は当初、映画監督の山崎貴氏が主導的な立場だったとみられるが、18年7月には狂言師の野村萬斎氏が総合的なトップとなった。19年途中からは振付師のMIKIKO氏が実質的な責任者に。ところがコロナ禍による大会の1年延期に伴い、今度は森氏の信頼が厚かった佐々木氏が五輪とパラの両方を見る形へと移行した。MIKIKO氏は組織委に辞意を伝え、二転三転した演出チームは昨年12月、ついに解散、佐々木氏が総合統括に就任した。

 およそ3年3か月の間に、五輪のハイライトとなる式典の事実上の演出トップがコロコロ代わるのは、異常と言わざるを得ない。さらにMIKIKO氏については徐々にチームから排除される動きがあり、最終的に11月に辞意を申し出るに至ったと「文春―」で明るみに出た。隠蔽(いんぺい)ではないかと突っ込まれた武藤敏郎事務総長は「辞意は事実だが、我々は慰留した。お考えを私の方から公表するのはプライバシーに不利益」と苦しい説明に終始した。

 開会式まであと約4か月。本来は色を排したいところだが、式典は「佐々木案」を踏襲する以外ない。橋本会長は「時間的にまた一から作り上げることは非常に困難。(佐々木案を)ベースとして作り上げていくのがベスト」と話した。また、後任人事は速やかに進めるとした上で「ジェンダー平等の観点から(スタッフの)女性のバランスを考えていただきたい」と、注文もつけた。モグラたたきのように次々問題が噴出。組織委内部からは「厳しい環境の中で一生懸命準備しているときに…。本当に勘弁してほしい」と悲鳴も聞かれた。

 ■佐々木宏氏、報道受け謝罪&撤回

 佐々木氏は17日の報道を受け、18日未明に謝罪文を公表。「オリンピッグ」の演出アイデアを関係者のLINEグループに書き込んだと認め「調子に乗って出したアイデア。渡辺さんに対する大変な侮辱となる発案、発言。取り返しのつかないこと。心からおわび申し上げます。猛反省し、生まれ変わりたい」などと謝罪、撤回した上で、総合統括辞任の意向を示していた。

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