出典元:SPAIA AI競馬
2回中山開幕週に行われる中山記念は、1回中山開催で8日間使用されたCコースからAコースに変更される。このためグリーンベルトが発生し、馬場が高速化することが多い。今回は金曜日の段階でクッション値12.1。これは昨秋の中山開催初日のクッション値11.2を上回る硬さで、超高速馬場が予想される。こうなると内枠の逃げ、先行馬を狙いたくなるが、案外とそう簡単でもないことも多い。これは中山芝1800m自体がタフなコースだからだろう。
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特徴としては、最初の1角までの距離が約205mと短く、スタートしてすぐに急坂を上がって行くコースのため、前半のペースは遅くなる。しかし、上級条件、それもGI馬や将来のGI馬が集う中山記念ともなると、前が後続にまくられないように向正面の下り坂でスピードに乗せて動いて行くため、ラスト5F目からペースアップすることが多い。この早仕掛けがたたって前が失速し、外差しが決まることも少なくない。
今回は逃げ馬バビットに、テンの速いトーセンスーリヤ、パンサラッサ、ウインイクシードなど、前に行きたい馬がそれなりに出走している。内枠の逃げ、先行馬は有利ではあるものの、そこにこだわり過ぎないように、予想を組み立てたい。