JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦が8日に行われ、ベガルタ仙台は川崎フロンターレに1-3で敗れて決勝進出を逃した。試合後、仙台渡邉晋監督が記者会見に臨んだ。
第1戦で先勝しながらもアウェイで3失点を喫し、2試合合計4-5と逆転で敗れた仙台。渡邊監督は「2つ先手を取られたところが、まずは重くのしかかったなというところ。その先には、我々が攻めていって相手に退場者が出て、といったところで、2-1になるまでは非常にいい盛り返しの仕方ができた」と途中までの試合展開には納得していたようだ。
しかし、「我々が1人多い中で、どうやって攻撃を仕掛けるかといったところのバランスについては、想像以上にバランスを崩して、秩序がなくなってしまったなという印象」と、52分に川崎FのDF奈良竜樹が退場となった後のチームの試合運びを悔やんだ。
「私のほうでしっかりコントロールしてあげられれば絶対に追い付けたし、もしかしたら逆転もできたし、すなわち我々はファイナルに行けたというような思いがあるので、ただただ私の力不足だなというところです」と語る渡邊監督。「今日追い付くことができなかったのは全て私の責任」と選手を擁護した。
クラブ初の決勝進出を逃した仙台だが、渡邊監督はこの悔しさをリーグに生かせればと話す。
「自分たちがここで本当にタイトルが取れたんじゃないかという悔しさを本気で味わういい機会だったかもしれない。これからのリーグに生かしていければ」