出典元：サンケイスポーツ

ヤクルト春季キャンプ（１１日、沖縄・浦添）５日から浦添キャンプに合流した球団ＯＢで元監督のヤクルト・古田臨時コーチの指導が１１日、最終日を迎えた。

【写真】ブルペン入りした奥川を見つめる古田臨時コーチ

　「バッテリー再建に力を貸してくださいと言われて、ミーティングから始めた。いろいろな意味でメッセージは届けることができたんじゃないかな」と１週間の指導を振り返った。

　沖縄入りした４日を含めて、３度のミーティングを開催。捕手陣には「お前らで勝たないといけない」と、捕球、リード、投手とのコミュニケーション法を伝授した。自らもマスクをかぶり、６日に石川、９日に小川、１０日には奥川の球を受けた。

　かつての守護神で古田氏とバッテリーを組んだ高津監督は「本当に呼んでよかった。必ずチームは変わってきていると思う」と感謝し、「中村のキャッチングなんて、特に変わったんじゃないですか。古田さんぽくなった」と成果を実感した。

　この日のウオーミングアップ前には「みんな若いので、非常に可能性がある。そして劇的に変化する可能性がある。だから、可能性を信じて頑張ってください」と後輩たちにエールを送った。今後も球場で積極的にアドバイスを送る予定。チーム再建へ、濃密な１週間が終わった。（横山尚杜）