ソフトバンクすぐにでも開幕できる完成度/里崎智也(日刊スポーツ)

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出典元:日刊スポーツ

宮崎県内でキャンプを行うパ・リーグ3球団の視察を終えた日刊スポーツ野球評論家の里崎智也氏(44)が、ソフトバンクの強さを再認識した。見入ってしまう投内連係、どこよりも大きな声…、強さの秘密が随所に見て取れた。一方、常勝球団の5年連続日本一を止めるべく鍛錬を積む2球団は? どちらも若手投手陣から躍進の気配を感じた。【取材・構成=井上真】

【写真】特守で元気いっぱいのソフトバンク松田

<ソフトバンク>

結果を出すチームはどういう練習をしているのか、強さの背景を見つけようと生目の杜に足を運んだが、気がつけば投内連係とシートノックで1時間以上、すっかり見入ってしまった。

見ていて飽きない。見ているものが引き込まれるほどの正確な動き、緩みを許さない緊張感がグラウンドを支配している。しかも、それをリードしているのはコーチ陣ではない。選手同士がお互いに声をかけあい、緩む余地を与えない。

ここまで西武、オリックスを見てきたが、声が格段に出ている。何もベテランの松田だけが突出して声を張り上げているのではない。投内連係も、シートノックも、順番を待つ内野手からひっきりなしに確認の声が飛ぶ。

練習中の緊張感が途切れない。さらに言えば、ふとした瞬間にサブグラウンドからB班の声が響いてくる。A班のプレーの切れ間のほんの1~2秒ほどの間に、B班の声がいやがおうにも耳に入ってくる。「俺たちもここにいるぞ」「いつでも準備はできている」。そういう意思表示が、A班の選手に緊張感を与え、すべての要素が相まって、選手はグラウンドにすべての意識を集中させていた。

シートノックについていえば、もう仕上がっている。今にも試合ができそうだ。昨年4年連続の日本一を成し遂げた常勝軍団だからという見方では、この充実ぶりは説明できない。意識の高さ、ひとつひとつのプレーの精度、そして気を張り詰めた中でミスをしない集中力、どれを取っても強さの背景として理解できるレベルだった。

投内連係では若手の杉山が投ゴロに飛び込んで捕球しようとしたプレーには驚かされた。まさに、実戦さながら。感じることは、ソフトバンクの戦いは2月1日に始まっているということだ。チーム内の熾烈(しれつ)な競争に勝って、初めて他球団と戦える資格を手にできる。わずかなミスが大きく目立ってしまうほど、捕手を含めた内外野の動きはいつ開幕してもいいほどのレベルだった。

これが勝ち続けているチームのありのままの姿だとよく理解できた。この場所に準備して立てない選手は切り捨てられる。その前提を理解した上で、この完成度の高さがある。

<オリックス>

既存の投手力でいかに厚みを持たせるか。オリックス中嶋監督はお互いが意識し過ぎないよう、ブルペンでは現有戦力の投手陣は距離を保ちながら投げ込みをさせ、自分の課題に集中させる環境づくりに気を配っていた。

その中でひときわ目を引いたのが28歳オールドルーキーの阿部翔太投手(日本生命)だ。2年目宮城、同じくルーキーのアンダースロー中川颯投手(22=立大)とブルペンに入ったが、ピッチングにかける意気込みがにじみでていた。日本生命で十分な年収があり、そして家族もいる中でプロの世界に飛び込んだ背景を見ても、覚悟が伝わってくる。ある意味、もっとも決意をもって今季にかける投手と言える。

そして、アンダースローの中川颯の球筋も見応えがあった。渡辺俊介のボールを受けてきた私だからこそ感じるもので、質のいいボールを投げるアンダースローが入ると、投手陣の幅が広がり、これはチームとして大きな武器になる。

山岡、山本が軸になるのは間違いないが、宮城と2人のルーキーのブルペンでの意欲的なボールを見ると、この3人の活躍によってはチーム投手力に大きな変革がもたらされるかもしれないと期待感が出てきた。

<西武>

西武が優勝争いに食い込んでいくには、先発投手の枚数をできるだけ多くそろえることに尽きる。そんな中で第1クールで打撃投手を初めて務めた3年目の渡辺は新鮮だった。本来ならもう1年早く頭角を現してもらいたい素材だった。故障もあり出遅れたが、地元埼玉出身の期待の右腕。対戦したルーキーたちのバットをへし折る力強いボールは、打者を力で押し込む力感にあふれていた。191センチ、91キロのサイズはまだ20歳。チーム事情を考えると、先発候補になり得る大型右腕。これから先発枠をめぐり、厳しいチーム内の競争でもまれ、さらに一皮むけてもらいたい。

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