出典元:中日スポーツ
ロッテのキャンプに臨時コーチとして招かれた松中信彦さん(47)が、シーズン中を含めて指導を継続する可能性が高くなった。河合克美オーナー代行兼球団社長が5日までに報道陣の取材に応じ、キャンプ後も指導を依頼する考えを明かした。
「選手たち一人一人に丁寧に(指導を)やっていただいて、それがどんどん成果として出てきている。臨時コーチという形だけれども、ぜひシーズンを通してアドバイスを頂き、継続していただけたらと思っている」。具体的な職務などについては球団本部で検討するという。
ダイエー(現ソフトバンク)時代の同僚の井口監督も「そういう話があれば、松中臨時コーチには1年間通して(選手を)見てほしい。短期間ではもったいない」と球団フロントの意向を歓迎した。
平成唯一の三冠王の松中さんは、2016年3月に現役を引退。その後は独立リーグの香川でゼネラルマネジャー兼総監督を1年間務め、昨年9月末に退団した。ロッテは主力として期待がかかる4年目の安田や3年目の藤原ら左打者の打力アップを図るべく、左打ちで通算352本塁打の松中さんに白羽の矢を立て、キャンプに臨時コーチとして招いた。