阪神・藤川SA、火の玉塾開講!3年目・斎藤にマンツーマン指導、熱投120球(サンケイスポーツ)

出典元:サンケイスポーツ

阪神春季キャンプ(3日、沖縄・宜野座)火の玉塾、開講! 昨季限りで引退し、阪神のスペシャルアシスタント(SA)に就任した藤川球児氏(40)が3日、ブルペンで投球練習をした斎藤友貴哉投手(26)にマンツーマンで指導した。感激した3年目右腕は、4日に行われる初の紅白戦に登板するにも関わらず、120球の熱投。予定の4倍と投げまくった!

 藤川SAが動いた。全力投球する斎藤の近くに歩み寄った。ほうきを手にする。体を抑える。目に見えない“矯正ギプス”を用意した。まるで、かつての自分を重ねるかのようだった。

 「投げる方向に体が向いていない」

 プロ3年目で初勝利を目指す最速153キロ右腕によると、藤川SAはこう指摘したという。最高気温20度。その熱気が、ブルペンからあふれ出ていた。「力を出す方向がズレていた。枠(ストライクゾーン)の中でしっかり投げることを教えてもらいました」。斎藤は感謝しながら無我夢中で反復練習を繰り返した。

 斎藤はきょう4日に行われる紅白戦に登板し、2イニングを投げるため、ブルペンに入った際は「20~30球にします」と宣言した。しかし身ぶり手ぶりで教えられることを意気に感じ、気がつけば球数を重ねていた。

 試合前日としては異例の120球の熱投。時間は40分が経過していた。関係者によると、藤川SAは斎藤が登板前日だったことを知らなかったという。もちろん、投げ込みを強制したわけじゃない。意欲的に球数を重ねた斎藤は「良いフォームで投げていくと、自分のフォームが身についていく。それがきょう教わったこと。投げ込みの意味が分かった気がします」と目からうろこだった。

 SAという仕事は多岐にわたる。今回のようにチームに帯同することもあれば編成面でアドバイスを送ることもある。矢野監督は火の玉塾の開講について「中身のしっかりしたことを言ってくれている」と目を細めた上で「斎藤からしたら、球児から言ってもらえたというのが価値がある」とうなずいた。藤川SA自身、1999年に高知商高からドラフト1位で入団も故障などに苦しんだ。その後、山口高志2軍投手コーチ(当時)の指導で軸足である右足の折り方を浅くし、火の玉が誕生。日米通算245セーブをマークした。正しい投げ方がいかに自分の人生を変えるか。それを熟知し、斎藤も藤川SAが唯一無二の存在であるからこそ、明日を忘れた。

 藤川SAはキャンプイン前「(選手は)監督、コーチとも年齢も離れていますから、違った形で関われたら。僕は、弟たちの成長を願う。それしかない」と話していた。チームは福留(現中日)、能見(現オリックス)らが抜け、精神的支柱が欠けた。それでも虎には、この男がいる。斎藤は「どんどん投げていって、勉強になった」と、恩返しを誓った。

 猛虎復活へ、藤川SAにとって、この宜野座が初仕事。火の玉塾が、立春からついに始まった。(織原祥平)

■斎藤 友貴哉(さいとう・ゆきや)

 1995(平成7)年1月5日生まれ、26歳。山形県東根市出身。山形中央高、桐蔭横浜大から2019年D4位で阪神入団。最速153キロの直球にスライダー、スプリット、カーブ、ツーシームなどを操る。19年4月19日の巨人戦(甲子園)でプロ初登板(2回1安打無失点)。昨季は5試合に登板し、0勝0敗、防御率7・71。通算6試合、0勝0敗、防御率6・00。184センチ、90キロ。右投げ左打ち。年俸850万円。背番号「48」

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