選抜高校野球復活 有観客で3・19開幕 21世紀枠は3→4に増枠(サンケイスポーツ)

出典元:サンケイスポーツ

日本高野連は13日、今春の選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園球場)の運営委員会を開き、大会を有観客で開催する準備を進めると発表した。兵庫県を含む近畿3府県などにもこの日緊急事態宣言が再発令され、新型コロナウイルスの収束が見通せない状況だが、組み合わせ抽選会はリモートか代理で行い、開会式も簡素化するなど感染症対策を施して、有観客での開催を目指す。

 新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中で、緊急事態宣言はこの日、全国11都府県に拡大した。甲子園球場の所在地の兵庫県も含まれ、期間は2月7日まで。延長の可能性もあるが、高野連では流動的な状況を見据えながら、選抜大会の有観客での開催を目指すことを決めた。

 「基本的には政府から示されている2月末まで『1万人を超えるイベントは上限の50%』」という考え方に沿って準備するしかない。今後変わったものが示される(可能性もある)感染状況に注視して、最も適切な運営を探りながら準備する」

 オンライン会見で、大会を主催する毎日新聞・栗林創造大阪野球事務局長は、臨機応変に対応することを強調。全国高校ラグビーなどが無観客で開催された中で、有観客の方針の理由を説明した。

 昨年はコロナ禍で選抜大会、夏の地方大会と甲子園大会が中止になった。当時との違いは「コロナに対する知見、経験があることです。今年こそはの思いがある」と日本高野連・小倉好正事務局長。昨夏の地方代替大会、部員と保護者などに入場を絞った甲子園交流試合、一部地区での有観客の秋季地方大会などで感染症対策を積み上げ、観客制限を視野に準備してきた。

 その中で今回決まったことは、全席指定、前売りのみ、アルプス席は学校関係者のみ。通常より観客減を想定して入場料を値上げして感染症対策の経費などに充てる。スケジュール面では、3月12日に予定していた抽選会を2月23日に前倒ししてリモートか代理で行う。全校による開会式の入場行進、甲子園練習を取りやめ、試合と試合の間隔は従来の30分から40分に拡大する。

 また、大会中止により白紙となっていた明治神宮優勝枠の取り扱いも、21世紀枠1増の「4枠」とすることでまとまった。これを含めて出場32校を決める選考委員会は予定通り29日に、今回はオンラインで行われる。

 昨年の選抜大会は3月4日に無観客での準備を発表し、同11日に中止を決定したが、今回の開催形式の最終判断時期は「今年と昨年の3月の状況が同じかどうかなど分からないし答えられない」と栗林氏。今後は出場校の選手・関係者のPCR検査などが「(感染症の専門家が入る)ワーキンググループで、今後議論する主要なテーマになる」という。ぎりぎりまで、最大限可能な開催を見据えて検討を重ねていく。

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