正代、かど番Vへ光明!1敗キープ琴勝峰に大関の貫禄見せる/初場所(サンケイスポーツ)

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出典元:サンケイスポーツ

大相撲初場所4日目(13日、両国国技館)自身初のかど番となった大関正代(29)は、初顔合わせの平幕琴勝峰(21)を押し出して3勝目。大関陣ではただ一人、1敗を守った。綱とりに挑んだ大関貴景勝(24)は宝富士(33)の上手投げに屈し4連敗。かど番の大関朝乃山(26)は阿武咲を寄り切って2勝目を挙げ、星を五分に戻した。初日から3大関を撃破した平幕大栄翔(27)は小結御嶽海(28)も突き出し、4連勝とした。

 平幕相手に連敗は許されない。白鵬、鶴竜の2横綱の休場で、出場している力士では番付最高位。自身初のかど番となる今場所で、正代が大関としての気概をみせた。

 3日目に平幕大栄翔に突き出されたが、「連敗をしないように落ち着いて取れた。(前日は)力負け、勢いで負けた。変に考え込まず、自分の立ち合いをしようと…」。

 伸び上がるような独特な立ち合いで、右から強烈にかち上げた。琴勝峰を弾き返し、得意の右を二の腕まで差し込む。左からおっつける万全の体勢で圧力をかけ、押し出した。連敗を回避し3大関でただ一人、1敗を守った。

 今場所、正代は翌日の対戦相手を当日まで目や耳に入れず、取組のある昼間に知るようにしている。琴勝峰は初顔合わせの相手で、「ドキッとした。ちょっと緊張したけど、自分のかたちにもっていけた」と苦笑いを浮かべた。

 熊本農高で養鶏を専攻した正代は、食品の本質を見抜く目を持っている。鶏卵にも詳しく、産みたての卵でも新鮮とは限らないという。「産んだ卵の殻の表面には膜がある。そのままだと品質は下がりにくい。膜を洗浄してしまうと、その殻の品質は落ちていく。その膜は空気を通しても細菌は通さない」。

 産みたての卵の殻の表面は「クチクラ」というタンパク質の薄い膜で覆われており、親鶏から離れ栄養を与えられなくても菌やウイルスからひなの命を守る仕組みがある。正代によれば、指先の微妙な感覚でざらざらしているという。

 大関の地位も卵に通じ、見せかけだけでは“上質”とはいえない。「足も出ていたし、このまま連勝していきたい」。最後まで優勝を争う、大関の責任がにじみ出る。(奥村展也)

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