宮川の伝統漁法あれこれ(上) 飛騨・北陸の伝統漁法(6)(中日スポーツ)

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出典元:中日スポーツ

【宮川の伝統漁法あれこれ(上)】

 四方を山に囲まれた谷間の集落・岐阜県宮川村(現・飛騨市宮川町)は農作物が限られ、決して豊かでなかった。だが、富山湾に注ぎ込む宮川流域にダムがなかったおかげで、海から多くの魚が遡(そ)上し、村に恵みをもたらしてくれた。

 皇室に献上した香りのいい大きなアユ、高級品として扱われたサクラマス、これらの魚を買い求めるため、村には多くの仲買人が訪れて活気づいた。川漁師も多く、さまざまな漁具や漁法も編み出されていった。しかし1954(昭和29)年、流域にダムができると遡上魚たちとともに漁もはかなく消えていった。そこで、今回から2回にわたって今では幻となった伝統漁法や漁具を紹介しよう。

 当時、ヤスは最もポピュラーな漁具で種類も多く、柄の先に30センチほどのひもを付けて手首に通し、柄から手を離しても獲物が逃げられないようにした。大きな魚が掛かると引き上げるのに時間がかかり、水中での苦しさも忘れて熱中し、スリルを味わった。

 とがったヤスの先は3本が一般的で、鉄板を細く切断し、丸くして先端をとがらせて溶接した。柄は長さ50センチほどの軽い朴(ほお)の木で作られたものが多かった。

 岩陰などに身を潜める魚を、泳いで捕るヤスと異なり、岩の上などから獲物をめがけて投げる投げヤスは3メートルほどの柄(竹竿)が付いており、命中したらヤスの金属部分につないだ麻縄を手繰り寄せ、獲物を引き上げた。

 投げヤスは4本ヤスが一般的で、先端のヤス先は幅15センチ以上、重さ1~2キロ。1本のモリヤスや大物用の6本もある。

 次に紹介するのはフセカギ(伏せ鉤)。実物をご覧になった読者は少ないと思うが、使い方は第3回で紹介した通り。サクラマスやサケが寄って来るのを待つ「イサグラ」と呼ばれる見張り台を作り、水中に固定したフセカギをその上から操って獲物を捕獲する漁具だ。

 これもヤスのように先が2本や3本に分かれており、大きいもので幅30センチ、長さ1メートルある。

  (岐阜県飛騨市・岡田直樹)

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