48得点と大暴れ! 献身的なプレーも光った札幌山の手・舘山萌菜が9年ぶりのベスト4へけん引(バスケットボールキング)

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出典元:バスケットボールキング

「最初から自分たちのペースでバスケットボールができ、前半で10点差を付けることができたのが良かったと思います」

「SoftBank ウインターカップ2020 令和2年度 第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の4日目、女子準々決勝で大阪桐蔭(大阪)に勝利した札幌山の手の舘山萌菜(3年)は、試合をこう振り返った。

 スターターに170センチ以上の選手を3人要する札幌山の手は、スターターで170センチ以上は松川侑里香(3年)のみという大阪桐蔭に対し、高さで優位に立つ。そのメリットを十分に生かし、出だしから177センチの舘山がインサイドで果敢にプレー。得点を重ねていき、スタートダッシュに成功した。それでも第2クォーターで点差を詰められると、第3クォーターでは一時、逆転を許す展開に…。

 だが、ここで踏ん張ったのは、やはり舘山で力強いインサイドプレーやリバウンドシュートなどで加点。追い上げる大阪桐蔭の反撃の芽を摘んでいった。

 終わってみれば100-84と100点で試合を締めくくった札幌山の手。リバウンド数は大阪桐蔭の29本に対し、札幌山の手は54本と歴然の差があり、その内15本を舘山が稼いだ。

 舘山は40分間の出場で48得点15リバウンド2アシスト2スティールをマーク。「一戦目、二戦目は、相手から逃げてしまっていたことが多かったのですが、今日は積極的にリングに向かうことができました」と個人の出来についての感想を語った。

「自分がインサイドで点数を取ることが一番チームの勝利に近づくと思ったので中を頑張ろうと思いました」という言葉には頼もしささえ感じさせる。

 最近、参考にしていたのは母校の先輩である長岡萌映子(トヨタ自動車アンテロープス)のプレー。「強くシールしてファウルもらっているところやリング下で大きい相手でも逃げずに向かっている姿」をマネしたいという。

 チームは14番を付ける1年生の森岡ほのかがキャプテンを務めている。これは指揮を執る上島正光アシスタントコートの意図があってのことだろう。

 それでもかつて町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)や東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)ら歴代のリーダーたちが付けてきた4番を背負っているのは舘山だ。

「点数を取ることやリング下での体を張るプレーでチームを引っ張っていこうという思いはあるので、明日(準決勝)からも、そこを一番に考えてチームのために頑張りたいです」と準決勝に向けての思いを語った舘山。

 どんな時もチームの勝利を思う『背番号4』は、明日もまたディフェンスやリバウンドなど献身的なプレーでチームを高みへと押し上げる。

文=田島早苗

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