出典元:サンケイスポーツ
今季限りで阪神を退団し、14年ぶりに古巣へ復帰した中日・福留孝介外野手(43)が26日、遊撃での勝負を明言している来季高卒3年目の根尾昂内野手(20)の背中を、押した。
「こだわったらいいんじゃないですか。結果というのは自分で背負うので。外野にいたら絶対に成功するかといえば、分からない」
昨秋から外野にも挑戦している根尾だが、今季チームでただ一人全試合出場を果たした京田から遊撃のレギュラーを奪いにいくことを選択。かつて内野から外野にコンバートされて飛躍した球界最年長は「自分で思って、納得してやれている場所で勝負するというのは、いいことじゃないかな」とうなずいた。
「彼なんかはまだ若いし、どんどんいろんなことを聞いて、いろんな失敗をしていいと僕は思っている。今は自分でいろんなことをやって、その中でいろんなものを身につけていけばいい」
PL学園高(福留)、大阪桐蔭高(根尾)と出身校は違えど、ともに大阪の超高校級スラッガーだった。虎在籍時も2軍戦で会った際は技術指導を行うなど交流を持ってきた間柄。自身が集大成を見せるなかで、竜の未来を背負う後輩の飛躍にも期待した。(須藤佳裕)