出典元:スポニチアネックス
NBAは4日、レギュラーシーズン前半戦(12月22日~3月4日=全558試合)のカードを発表。八村塁(22)が所属するウィザーズは23日(日本時間24日午前9時試合開始)に敵地フィラデルフィアで76ersと開幕戦を行うことになった。
昨季までクリッパーズを率いていたドック・リバース新監督(59)を迎えている76ersに対して、ウィザーズは昨季1勝2敗。唯一の白星を挙げた昨年12月5日(〇125―121)で、八村はチーム・トップの27得点をマークしている。
ただし76ersはセンター、ジョエル・エンビード(26)と208センチのポイントガード、ベン・シモンズ(24)の二枚看板に加え、レイカーズでファイナル制覇に貢献したセンター、ドワイト・ハワード(34)とシューティング・ガードのダニー・グリーン(33)、さらにリバース監督とは義理の親子関係にあるシューターのセス・カリー(30)が加入。カリーはウォリアーズ、ステフィン・カリー(32)の弟で、マーベリクスに在籍していた昨季、3点シュートで45・2%(リーグ3位)という成功率を残しており、ウィザーズにとってはインサイドもアウトサイドも“要警戒”の一戦になりそうだ。八村はペイント内ではエンビードだけでなく、ブロックショットを得意にしているハワードからも圧力を受けるため、昨季とは違った攻め方が不可欠。2年目にふさわしい“進化”が求められるだろう。
ウィザーズはレギュラーシーズン72試合中37試合のカードが確定。76ersとの開幕戦を終えたあとは昨季4戦全敗と苦手にしているマジックと26、27日にホームで連戦。新型コロナウイルス感染防止で移動を極力減らすために同じ相手と同じ場所で2試合続けて消化するのが今季の特徴のひとつだが、マジックのあとには昨季1勝2敗のブルズとも連戦が控えているため、昨季25勝47敗に終わったウィザーズにとっては試練の“滑り出し”となる。
ホーム4連戦終了後は1月1日からミネアポリス→ブルックリン→フィラデルフィア→ボストンでロード4連戦。ブルックリンでのネッツ戦はアキレス腱の断裂から2季ぶりに復帰するケビン・デュラント(32)と八村のマッチアップも想定され、リーグ屈指のスコアラーに対してウィザーズの背番号8がどこまで対抗できるのかが注目されるところだ。
スティーブ・ナッシュ新監督(46)を迎えたネッツには、デュラントだけでなくポイントガードのカイリー・アービング(28)も控えており、大手ブックメーカーのウィリアム・ヒル社は開幕前での優勝オッズでネッツをレイカーズ(3倍)に続く2位の5倍に設定。今季は優勝候補の一角に挙げられているとあって、ウィザーズのチームとしての“力量”を図る一戦にもなりそうだ。
22日の開幕日にはウォリアーズ対ネッツ、レイカーズ対クリッパーズの2試合が行われるが、ウィザーズは昨季のファイナルを制した王者レイカーズとは2月22日に敵地ロサンゼルスで対戦。1月26日と2月15日にはロケッツと顔を合わせるが、この試合はトレードでロケッツに移籍したジョン・ウォール(30)とウィザーズに移籍したラッセル・ウエストブルック(32)がお互いに古巣と対戦する注目カードとなる。
ファイナルで対戦したレイカーズとヒートは2月20日にロサンゼルスで激突。後半戦のカードは前半戦が終了するまでに発表されることになっている。なおウィザーズは2月10日にホームでラプターズと対戦するが、ラ軍のキャンプに参加している渡辺雄太(26)が試合当日に出場枠に入っていれば、昨季に続いてNBAでの日本人対決が実現する。
<プレシーズン>
▼13日=ネッツ
▼17日=*ピストンズ
▼19日=*ピストンズ
<レギュラーシーズン12月=5試合>
▼23日=76ers
▼26日=*マジック
▼27日=*マジック
▼29日=*ブルズ
▼31日=*ブルズ
<1月=17試合>
▼1日=ティンバーウルブス
▼3日=ネッツ
▼6日=76ers
▼8日=セルティクス
▼9日=*ヒート
▼11日=*サンズ
▼13日=*ジャズ
▼15日=ピストンズ
▼17日=*キャバリアーズ
▼18日=*キャバリアーズ
▼20日=ホーネッツ
▼22日=バックス
▼24日=スパーズ
▼26日=ロケッツ
▼27日=ペリカンズ
▼29日=*ホークス
▼31日=*ネッツ
<2月=13試合>
▼3日=ヒート
▼5日=ヒート
▼8日=ブルズ
▼10日=*ラプターズ
▼12日=*ニックス
▼15日=*ロケッツ
▼17日=*ナゲッツ
▼20日=トレイルブレイザーズ
▼22日=レイカーズ
▼23日=クリッパーズ
▼25日=ナゲッツ
▼27日=*ティンバーウルブス
▼28日=セルティクス
<3月=2試合>
▼2日=*グリズリーズ
▼4日=*クリッパーズ
*はホーム。日付は現地時間。