出典元:スポーツ報知
◆明治安田生命J1リーグ第30節 広島2―2札幌(28日・エディオンスタジアム広島)
北海道コンサドーレ札幌は2点リードを追いつかれ、3戦負けなしも勝ち点1にとどまった。敵地・広島戦は前半42分にDF福森晃斗(27)が2戦連続の直接FK弾、後半8分にはMF宮沢裕樹(31)のヘディング弾で2点を先取するも、直後の5分間で2失点を許し、手痛い2―2ドロー。主力数人を故障で欠く中で勝利に迫った自信と、苦い試合の反省は、今季本拠最終戦のC大阪戦につなげていく。
札幌が誇る“魔法の左足”が再び輝いた。0―0の前半42分に訪れたゴールほぼ正面、約20メートルのFKの好機。DF福森が狙い澄ました柔らかいシュートは右上クロスバーをたたき、静かにゴールに吸い込まれた。先輩DF石川直樹(34)らの手荒い祝福を受け、その後はおなじみのゴールパフォーマンスを見せた。
今季はなかなか決められず我慢の時を過ごしたが、これで前節・清水戦に続き、自身初の2戦連続直接FK弾。神奈川・桐光学園の先輩で現横浜Cの中村俊輔(42)もJ1で記録していない快挙に「壁の上を越えれば入ると自信を持って蹴った。チームとして非常に悔しい結果になったが、FKはイメージ通り」と納得の表情を浮かべた。ギアの上がってきたレフティーの存在は、残り3戦でも大きな武器となる。