巨人・原監督、連覇の舞い!さあ昨年の雪辱「正々堂々戦って日本一になる」(サンケイスポーツ)

出典元:サンケイスポーツ

(セ・リーグ、巨人3-3ヤクルト=延長十回規定により引き分け、20回戦、巨人12勝5敗3分、30日、東京D)巨人が30日、2年連続38度目のセ・リーグ優勝を決めた。1リーグ時代の9度を合わせると、通算47度目のV。原辰徳監督(62)は歴代3位に並ぶ通算9度目の優勝を果たした。コロナ禍で今季のセ・リーグはクライマックスシリーズ(CS)が開催されず、巨人は8年ぶり23度目の日本一を目指し、パ・リーグのCS優勝チームと日本シリーズ(11月21日開幕)で対戦。指揮官は、ソフトバンクに4連敗を喫した昨年のリベンジを誓った。

【写真】原監督と抱き合う巨人・坂本

 苦しみ、悩み続けた特別な2020年の歓喜の輪。密を避けてきたチームがこの時ばかりは“一つ”になって、原監督を掲げた。去年は涙、今年は笑顔。通算優勝回数と同じ9度、宙に舞った。

 「本当に選手たち、コーチ、スタッフ、もうちょっと言うならば私も、よく頑張りました」

 胴上げする人数を限定し、直接参加したのは手袋を着用したスタッフのみ。選手は少し離れて輪を作ったが、それでも喜びに変わりはなかった。

 2位阪神とともに引き分けてのV決定。連敗を5で止めての栄冠とはいかなかったことが、苦しんだシーズン終盤を象徴していた。故障者が相次ぎ10月は苦戦。9月15日に優勝マジック「38」が点灯してから45日をかけ、8年ぶりに本拠地で頂点にたどり着いた。

 今年1月1日。原監督は神奈川・伊勢原市の大山阿夫利神社を参拝。相模湾、三浦半島や房総半島を一望できる場所で2連覇への誓いを立てた。

 監督通算14年目。その手腕は際立った。松原、戸郷、大江ら若手を積極的に使い、育成と勝利を両立させた。9~10月に48日間で44試合(2試合は中止)。過密日程で“働き方改革”も断行。試合終盤に退いた坂本、丸らには「ボーッとしているより、シャワーを浴びて治療しなさい」と、遠征先の宿舎に帰らせたこともある。大量リードを許した8月6日の阪神戦では救援投手陣を休ませるため、野手の増田大を登板させるなど、固定概念にとらわれず、柔軟にタクトを振った。

 コロナ禍とも正面から向き合った。緊急事態宣言下の5月。知人の医師に相談し、自ら抗体検査を受けた。「非常に簡単だから」と山口オーナーら球団首脳にチーム全員の検査を直訴。5月下旬に実現し、NPBとJリーグが全体で行う定期的なPCR検査につながった。クラスターを防ぐため今もカバンには抗体検査のキットを忍ばせる。

 62歳の指揮官はSNSも使いこなす。前日に先発メンバーを発表するために1軍のLINEグループを作り、心と体の準備をさせた。8月22日の広島戦で5四死球5失点の畠には「ビビっていては恥ずかしいよ」と厳しいメッセージを送信。4年目右腕は、9月の1軍再昇格後に3連勝で、ラストの戦いに貢献した。

 監督通算勝利数は川上哲治を超え、球団1位。優勝回数は森●(=衣へんに氏)晶(西武)らを抜いて歴代3位タイとなった。

 「まだ戦い半ば。来る日本シリーズにおいて、たぶん、まあ、どっかのチームでしょう。そのチームと正々堂々と戦って日本一になる」

 昨秋の日本シリーズはソフトバンクに4連敗。あの屈辱は忘れていない。盟主の威信をかけ、絶対に負けられない戦いに臨む。(伊藤昇)

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