橋田寿賀子さんに文化勲章 独特の表現で喜び「テレビが文化になるなんて。いい気味」(スポニチアネックス)

出典元:スポニチアネックス

政府は27日、2020年度の文化功労者に漫才の西川きよし(74)ら20氏を選出した。また、文化勲章は脚本の橋田寿賀子(95)ら5氏に贈られることが決まった。

 文化勲章の受章が決まった橋田氏は「渡る世間は鬼ばかり」など、テレビ草創期から数々の辛口ホームドラマの脚本を手掛けてきた。1950年にこの仕事を始めてから70年。「脚本を書き始めたころは、テレビが文化になるなんて思わなかった。認められたのかと思うと、いい気味だわ」と独特の表現で喜びを表現する。

 早稲田大で演劇を学び、49年に映画会社・松竹に入社し脚本部に所属。同社最初の女性社員となった。59年の独立後、テレビドラマ「愛と死をみつめて」などで人気を博し、「となりの芝生」「おしん」「春日局」などの大ヒット作を生み出した。

 「最初は“あいつ、テレビの本を書くまで落ちた”と下に見られたのよ」と振り返るが「映画や演劇は限られた人しか見られない。テレビは幅広い人に喜んでもらえる」と視聴者の期待を原動力にペンを握ったという。

 現在は多くの女性がテレビの世界で活躍する。「当時は男ばっかりで、大変なこともあった。あの時頑張って良かったと思って、女の子の仕事ぶりを眺めています」と後生の成長を願っている。

 ◆橋田 寿賀子(はしだ・すがこ)本名岩崎寿賀子。1925年(大14)5月10日生まれの95歳。韓国ソウルで生まれ、大阪で育つ。早大文学部中退。テレビドラマの脚本家デビューは64年の「袋を渡せば」。94年のNHK連続テレビ小説「春よ、来い」は自伝的作品。泉ピン子(73)ら自身の作品に多く出演する俳優は「橋田ファミリー」と呼ばれる。

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