ソフトB・森山投手コーチ“ぶっちゃけ” 試合中マウンドで何話す? 守護神・森は「頭がいい」(スポニチアネックス)

出典元:スポニチアネックス

◇ソフトバンク 3年ぶりリーグ制覇(2020年10月27日)

 先輩、この際だからぶっちゃけてください!地元の福岡出身で投手陣を時には叱咤(しった)激励し、時には温かく見守ったのがソフトバンク・森山良二投手コーチ(57)。就任1年目ながらヒゲ面で存在感を示し、3年ぶりのリーグ優勝を支えた。同じく担当1年目&ヒゲ面で、さらに福岡大大濠野球部の後輩でもある井上満夫記者(40)が質問攻め。博多弁で一年を振り返ってもらった。

 ――森山コーチ、いや森山先輩。本当に強すぎです。地元の球団にコーチとして加入した年に優勝。率直な気持ちは?

 「ホッとしとるし、うれしい。それしかない。今まで何回か日本一になったけど、こんなに重圧やストレスを感じた一年はなかった。ホークスは圧倒的な力がある常勝軍団、というイメージだったけど、いざ中に入ると違った。ケガ人、故障持ちが多く、あれ?と不安になった。でもそこから勝てた。本当によかった」

 ――新型コロナウイルスに振り回されたシーズン。でも、約3カ月の開幕延期がプラスになった投手も何人かいた。

 「そうなんよ。(故障の)千賀に高橋礼。開幕が遅れたことで間に合った。運が良かったのもある。でも監督と高村コーチと話して先発5本柱に二保、板東、笠谷らの第2先発で行こうと。その効果もデカかったね。元々8、9回(モイネロ、森)はしっかりしていた。あとは“7回の男”ば探しよったらいい、と」

 ――難しい調整を強いられた投手陣は、開幕当初の6月に3本も満塁本塁打を浴び、夏場には四球も多く与えました。

 「力のある投手はそろっとるので“四隅じゃなく、枠の中で勝負しなさい”と言い続けたね。四球は野手のリズムも狂うんよ。“打たれてもいいよ”と言い続けたのも逆に神経を使わせたのかな。防御率は(リーグ)断トツなのに四球は多いけんね。こればっかりは反省しとるよ」

 ――試合中にマウンドに行った際、効果抜群の“ささやき”はありますか?

 「ときどき言うけど、基本的には真面目に間を取っとるよ。マッチ(松田宣)に“何でそんなこと言うんすか?”とか“今日の、おもろかったですよ”とか言われるけど。四球を連発した高橋礼に“優勝する気あるんか!しっかり投げんか!”と怒ったこともあった。出遅れた上にフォームを気にする千賀には“自分じゃなくて、敵と戦えよ”とも言ったかな」

 ――話は変わりますが、先輩、ヒゲが周囲に威圧感を与えているらしいですよ。そういう私もですが…。今年、貴重な左腕としてブルペンに不可欠だったモイネロもヒゲ男子。怖そうなイメージを持っているファンもいると思うのですが、実際の性格はどうですか?

 「モイネロは“キャッキャッ”言ってよく高村コーチに怒られよるよ」

 ――そうなんですか?

 「あとは、あの筋肉はもちろん、関節の可動域が凄い。実は右投げでも80~90メートルの距離を投げよる。全身がバネだな」

 ――それは凄い…。ヒゲの守護神こと、森はどうですか?

 「あの風貌で頭が良くて心と体も強い。まさに一流よ。ああ見えて体調のことを第一に考えて、準備に取り組むから」

 ――新加入でメジャー54勝左腕のムーアもヒゲ男子です。

 「彼はメジャーの実績をひけらかすこともないし、人の話もよく聞く。勤勉なナイスガイだよ」

 ――他にも“ギャップ萌え”があれば教えてください。

 「石川は、凄く発想がネガティブだけどマウンドでは凄い。体の使い方を本を読んだり勉強しとる。印象は変わったな」

 ――改めまして優勝、おめでとうございます。

 「俺、じゃない。ブルペンを見てくれた高村祐コーチ、佐久本昌広コーチ、2軍の倉野信次コーチ、1年目から支えてくれた周りのコーチのおかげ。監督も投手陣のチーフみたいなもんやし。選手と周りの頑張りよ」

 ――ありがとうございました。高校のレジェンドでもある大先輩との優勝企画、感無量です。

 「ちなみに俺のヒゲは電動とT字カミソリで整え、鼻下とアゴを残して…」

 ――お疲れさまでした。

 ◆森山 良二(もりやま・りょうじ)1963年(昭38)7月20日生まれ、北九州市出身の57歳。福岡大大濠3年の81年夏にエースとして同校初の甲子園出場。北九州大中退、ONOフーヅを経て86年ドラフト1位で西武入団。88年に10勝で新人王。95年までの現役通算は86試合で14勝15敗、防御率4.21。引退後は西武、楽天などでコーチを歴任し、今季からソフトバンク投手コーチ。趣味は冬キャンプ。地元ではラーメンより、うどん派。

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