【秋華賞 牝馬3冠の記憶】国枝調教師、デアリングタクトはアパパネ&アーモンドアイに近い(スポーツ報知)

出典元:スポーツ報知

◆第25回秋華賞・G1(10月18日・芝2000メートル、京都競馬場)

 牝馬3冠を果たしたのは過去に5頭。10年アパパネ、18年アーモンドアイで史上唯一の2度の達成を誇るのが、今回の秋華賞(18日、京都)にマジックキャッスルを送り込む国枝栄調教師(65)=美浦=だ。「牝馬3冠の記憶」と題し、当時を振り返る。

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 アパパネとアーモンドアイという2頭の牝馬3冠馬を手がけた国枝調教師は、牝馬ならではの調整面の難しさを挙げる。「フケ(発情)があったりとか、ナーバスなところがある。ただ、この2頭に関しては、そういうところもクリアできたからよかった」と、うまく能力を発揮させられた点が大きかったと回顧する。

 アパパネに3冠達成の手応えを感じたのは、サンテミリオンとの1着同着でオークスを制した時だ。距離への不安が解消して、あとは“本番への仕上げ方”が課題だった。「すごく暑い夏だったのに、どんどん体が増えていっちゃった。だからローズSを使わないと、体が仕上がらない感じだった。そういう意味では使って良くなる男馬みたいなところはあったよね。タフさが必要」と、体質や精神面の強さが快挙に導いたと指摘する。

 一方で圧倒的な能力を誇るアーモンドアイは、想像を超えた勝ち方だったという。身体能力の高さから後肢の踏み込みが深く、右前脚のひづめにぶつかってしまうため、最終追い切りをWコースから負担の少ない坂路に直前で切り替えるなど、「八分くらい」の出来だったと振り返る。「何とか使える状況に持っていこうというなかで、それであのあまりにも鮮やかな勝ち方。あの馬だからこなせたのかなと思う」と、桁違いな力があったからこそだった。

 強力なライバルとなるデアリングタクトは、「やっぱりタフというか、いろんなことを楽々こなしている印象だよね。たぶん(2頭に)近いものはあると思う」と率直に評価する。そこに「普通にいけば」と付け加えたひと言に、偉業への“重圧”の大きさが凝縮されている。(坂本 達洋)

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