角界の隠語を紹介「金星」「北を向く」「顔じゃない」…「大相撲報知場所」14日目(スポーツ報知)

出典元:元小結・高見盛(現・東関親方)

相撲から世間に広まった「土俵際」「勇み足」などの言葉は多い。一方で、あまり由来まで知られていないものもある。無観客開催を目指す7月場所(同19日初日、東京・両国国技館)まで約2か月。新弟子になったつもりで角界の隠語、用語を学んでみよう。

 ◆金星 平幕力士の横綱戦勝利のこと。言葉自体は大正時代以降に定着した。1個につき、場所ごとの報奨金の算定ベース「持ち給金」に10円(支給額は4000倍した4万円)が加算される。歴代最多は元関脇・安芸乃島(現・高田川親方)の16個。また、角界では美人も意味する。平幕力士が結婚して「金星ですね」と祝福されると、「相撲でも金星を」と応じたりする。

 ◆北を向く 怒ったり、機嫌が悪くなること。北向きに社殿がある神社は珍しいことから江戸時代に、「北向天神(きたむきてんじん)」を「北向変人」と言い換えたダジャレから派生したといわれる。

 ◆タニマチ 力士や相撲部屋の後援者を意味する。その語源は春場所が行われる大阪・谷町だとされる。諸説あるが、明治時代に同地の外科医らが、けがをした力士を無料で診察したことから、熱心な後援者が「タニマチ」と呼ばれるようになった。現在も、新大関・朝乃山の高砂部屋などが谷町周辺に春場所宿舎を構えているのは、その名残かもしれない。

 ◆顔じゃない 実力、貫禄もまだ不十分であること。一般的に「10年早い」というような表現で用いる。これが口癖だったのは、角界のロボコップとして人気だった元小結・高見盛(現・東関親方)。力士代表として03年にテレビ番組に出演したり、読者投票の報知プロスポーツ大賞を受賞したりした際に「自分は顔じゃないっす」と、あたふたしていた。

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