出典元:念願のG1初騎乗に意気込む木幡巧
◆第161回天皇賞・春G1(5月3日・芝3200メートル、京都競馬場)
デビュー5年目の木幡巧也騎手(23)=美浦・牧厩舎=が、今週の天皇賞・春で念願のG1初騎乗を果たす。「めったに乗れることじゃない。いい経験になるように楽しんで乗りたい」とリラックスした表情で意気込みを語った。
相棒のミライヘノツバサはコンビ3戦目でダイヤモンドSを制覇。木幡3兄弟では重賞制覇一番乗りとなった17年レパードS以来となる重賞2勝目となった。「脚をためたら自分の思った以上に脚が使えた。そこが勝つ以前にうれしかった」と最低人気での激走を振り返った。
中間もつきっきりで手綱を執った23歳は、最終追い切りでも「自分としては感触が良かった」と手応え十分の様子。「馬がもう7歳なので逆に自分が教えてもらっている感じ。信じて乗ることができれば」と力を込めた。信じたその先には、再び世間が驚く激走が待っている。(石行 佑介)