【鳥栖】竹原稔社長、「クラブ消滅ない」と断言…資金調達にメド下部リーグ降格も否定(スポーツ報知)

出典元:オンラインでのサポーターミーティングに出席した鳥栖・竹原社長(提供写真)

経営難に陥っているJ1鳥栖が30日、オンラインでサポーターミーティングを開催した。2019年度(19年2月~20年1月)に20億円超の赤字を計上したことをめぐり、竹原稔社長(59)は、計約100人の参加者に対し「私に問題があった。深くおわび申し上げます」と謝罪した。今季の資金繰りを説明し、今後、クラブの存続危機に発展する可能性があるものの、「クラブの消滅はございません」と断言した。

 衝撃の赤字20億超判明から4日。強化、運営担当の幹部2人と出席した竹原社長はテレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でサポーターの前に姿を見せると「あのような記事を招いてしまったことを含めて、私に問題がありました」と頭を下げた。

 昨年は主要スポンサーの撤退などで広告収入が激減する一方、高額のチーム人件費が経営を圧迫。新型コロナウイルス感染拡大の影響でリーグ戦が中断中の今季は、状況が一層厳しくなるが、「クラブ消滅、ライセンスの失効に伴うJ3やJFLへの降格はございません。非常に重要なポイントですのでお伝えしておきます」と言い切った。

 参加サポーターからの質疑応答では、資金ショートの可能性に言及。4月26日の会見では「(資金がなくなる時期は)他のJ1クラブよりも早いとは思う」と話していたが、この日は一転「他クラブより早いという認識はない」と説明。1月に組んだ今年度予算は「新型コロナウイルスの影響がなければ黒字になる予定で態勢を整えていた」と強調し、「キャッシュは大丈夫という言い方はおかしいが、新しいスポンサーは決まっている」と一定の資金調達のメドが立っているとした。

 厳しい指摘を受けることを予想していたといい「正直(意見交換会が)始まるまで怖かった。温かい言葉を頂いて感謝している」と涙ぐんだ竹原社長。幹部の進退に迫る質問はなく、理解を示すサポーターが多かったが、選手とクラブ幹部との意思疎通の少なさを指摘する質問には「連携は取れている」と弁明。クラブをめぐる一部報道を「悪質なデマだ。否定して」と訴えたサポーターの声に「言葉というのは難しい。独り歩きするというか」と応じる場面もあった。

 前年度約24億円だったチーム人件費は約11億6900万円まで削減。今後は育成型クラブへの方針転換を掲げており、「皆さんの大事なサガン鳥栖は未来に残さないといけない。身の丈にあった経営をしていく」と言葉に力を込めた。

 ◆鳥栖の経営難問題の経緯

 ▽19年1月 「Cygames(サイゲームス)」がクラブとのスポンサー契約を満了。

 ▽4月 2018年度の決算を発表。5億8178万9000円の赤字計上。

 ▽6月 推定年俸8億円の大型契約を結んでいた元スペイン代表FWフェルナンドトーレスが現役引退を発表。

 ▽20年1月 08年から胸スポンサーを務めていた「DHC」が撤退。新しい胸スポンサーには、袖スポンサーでもある「佐賀新聞」が暫定的に決まった。

 ▽4月 19年度の決算を発表。当期純損益金額は前期から14億円以上膨らんだ20億1486万9000円で、2期連続の赤字となった。

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