【佐々木クリスのバスケペディア】コロナ影響…NBAの来季開幕12月も(スポーツ報知)

出典元:佐々木クリス

スポーツ報知では、元プロバスケットボール選手でアナリストの佐々木クリス氏によるコラムを毎月掲載。第8回は、新型コロナウイルス感染拡大によるNBA、Bリーグへの影響を解説する。

 未曽有の事態で、世界最高峰のNBAまでも中断となった。米メディアでは6月下旬再開、8月シーズン終了の報道も出ている。また、20~21年シーズンの開幕が12月になる見方もある。レギュラーシーズンがこれまで通り82試合開催されるのであれば、NBAのシーズンは10~6月ではなく、来季から12~8月となり、これが定着する可能性も。新型コロナウイルスの感染拡大がNBAの歴史を変えてしまう出来事になるかもしれない。

 また、下部のGリーグはシーズンが終了。グリズリーズとツーウェー契約の渡辺雄太選手、レジェンズに所属する馬場雄大選手にとっては、来季へとつながる貴重なアピールの場が失われてしまった。一年一年が勝負になる環境に身を置いているだけに、非常に痛い事態だ。仮に五輪が延期となると、NBAへの道をつなぐ若手の登竜門・サマーリーグの新たな開催時期とかぶるかもしれない。NBAでプレーできるチャンスがある選手だけに、非常に困難な選択にはなるが、五輪ではなく、サマーリーグでのチャレンジを選んでも2人の背中を押したい。

 一方、Bリーグは3月14、15日に無観客で再開するも、選手や審判の発熱が確認され、中断を決めた。最も難しいことの一つに、選手のモチベーション維持がある。現段階で4月4日の再開を予定しているが、選手たちが少しでも不安を抱えているのであれば、シーズンを中止し、来季に備える考えもある。不安要素があるときほど、大けがなどにつながりかねない。リーグ、各クラブともに収入面での課題も大きく判断は困難を極めるが、今こそ新たなBリーグの売り方をし、観客動員数だけでなく、他のマーケティングを確立できるチャンスかもしれない。Bリーグにとって、今後につながる大きな分岐点を迎えていることは間違いない。

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