170センチの新十両・翠富士、小兵ブームに乗る「見ている方が喜んでくれる相撲を」(スポーツ報知)

出典元:新十両として大相撲春場所に挑む翠富士

大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)を前に、静岡県焼津市出身の新十両・翠富士(みどりふじ、23)=伊勢ヶ浜部屋=が「スポーツ報知」の単独インタビューに応じた。飛龍高で3人目、県勢7年ぶりとなる関取に約3年で駆け上がった期待の星。170センチと小柄だが、今をときめく幕内・炎鵬(25)や同級生の大関・貴景勝にも負けない「見ている方が喜んでくれる相撲を取りたい」と語った。(取材・構成/小松 雄大)

 ―県勢7年ぶりの関取となりました。今の気持ちは?

 「純粋にうれしいです」

 ―月給が110万円に。

 「まだ、何も決めてませんけど、母親に少しでも何かプレゼントしたいと思ってます」

 ―個室になった?

 「はい。寮生活が長かったので慣れません。部屋の先輩方が色々くれるんで、自分で何かを買ったりもしていない。テレビは照ノ富士関から、冷蔵庫は照強関からいただきました」

 ―化粧まわしが飛龍高から贈られる。

 「本当にありがたいですね。先輩方が着けてきた菊の葉の校章が入っていて、誇らしい気持ちです」

 ―(関取となり)付き人が付くようになった。

 「椿富士と颯富士の2人ですが、特にまだ変化はないです。(焼津市、飛龍高とも後輩の)颯富士はちょこまかやってますけど(笑い)。まあ、仲良く威張らず、今まで通りの関係でやっていきたい」

 ―翠富士のシコ名の由来は?

 「翡翠(ひすい)という石は、『磨けば磨くほど光る』と親方が考えて付けて下さったと聞いてます」

 ―同学年の大関・貴景勝と対戦したい?

 「やっぱ、自分たちのトップを走ってきた人ですからね。早く当たってみたいですね」

 ―飛龍高3年時に選抜大会で対戦した時は、長い相撲の後、一瞬の技で勝った。

 「そうですね。あれが今も自分の形というか…。今も感触は残っています」

 ―小兵力士の活躍が話題となっています。168センチの炎鵬はものすごい人気です。

 「炎鵬関もそうですし、同じ伊勢ヶ浜部屋には(169センチの)照強関もいて盛り上がってますから、自分も流れに乗っていきたいですね」

 ―大きな力士相手に立ち合いは怖くないですか?

 「いや、自分は怖さは感じないです。十両に上がって立ち合いの圧力も増すと思いますが、親方からも兄弟子の照強関からも、しっかり当たっていけと言われています。立ち合いで押し込めれば、その後の技も出しやすくなる」

 17年の春場所では、(2000年12月に決まり手となった)「送り掛け」を、史上初めて決めましたね。

 「偶然です。技は狙ってやるものではないですから。流れの中で自然と出ましたね」

 ―飛龍高では磋牙司、栃飛龍に次いで3人目の関取です。

 「2人とも飛龍高の先輩。磋牙司関の実家には、高3の時に半年ぐらい住まわせてもらっていました。後輩も多くなってますね。みんな昔から知っているので、気にしています」

 ―目標の力士は?

 「安治川親方(元関脇・安美錦)ですとか、照強関ですね」

 ―ライバルは?

 「ライバルと言うわけではないですけど、序の口、序二段と同部屋同期生優勝決定戦をした錦富士は、いまケガしていて調子よくないですから、早く戻ってきて欲しいですね」

 ―まだ開催が決定していないが、春場所は西十両11枚目で迎えます。

 「一番下じゃなくて良かった。楽な気持ちで臨める。目標は優勝です」

 ―どんな相撲を取っていきたい?

 「一番は人に喜んでもらえる相撲ですね。負けたとしても、『いい相撲を取った』と言われるように頑張っていきたい」

 ◆翠富士 一成(みどりふじ・かずなり) 本名・庵原 一成。1996年8月30日、焼津市生まれ。23歳。飛龍高から学生相撲の強豪・近大に進学したが、中退して16年秋場所初土俵。好物はさわやかのハンバーグ。最近ハマっている漫画は「鬼滅の刃」。170センチ、107キロ。

【広告】

プロバイダーとセットになった

高速回線インターネット



コメントは受け付けていません。