遠藤、かち上げ読み切り白鵬斬り…初日から金星連発は戦後3人目(スポーツ報知)

出典元:白鵬(下)を切り返しで破り金星を挙げた遠藤(カメラ・越川 亘)

◆大相撲初場所2日目 ○遠藤(切り返し)白鵬●(13日・両国国技館)

 平幕の遠藤が白鵬を豪快な切り返しで破って、自身6個目の金星をつかんだ。12日の鶴竜戦に続き、初日から連日の金星ゲットは1999年秋場所の栃東以来の快挙だった。先場所は白鵬の強烈なかち上げに屈しただけに、新年のリベンジにもなった。新関脇・朝乃山も昨年初場所優勝の玉鷲を送り出して連勝。北勝富士は貴景勝を押し出して2大関を撃破した。

 16年九州場所以来の白鵬撃破に、クールな遠藤が思わずペロリと舌を出した。2度目の立ち合い。横綱の左張り手、右かち上げを完璧に読み切った。左に動いてかわして3度の上手投げを必死にこらえると、左足を相手に絡ませる起死回生の切り返し。体ごと白鵬の上にのしかかって自身6個目の金星をつかんだ。「しっかりと集中して当たるだけでした」。結び前にもかかわらず座布団が舞った。満員の国技館からは地鳴りのような「遠藤コール」も沸き起こった。

 先場所は白鵬の右かち上げを真正面から食らって黒星。流血もした。雪辱を期した一番だった。支度部屋では感情を胸にしまい込み「良かったです。(コールは)うれしかったです」と、つぶやいた。12日も横綱・鶴竜に勝利。初日から2日連続の金星は99年秋場所で貴乃花、武蔵丸を破った栃東以来、戦後3人目だ。

 13年春場所初土俵から若手注目株として人気を集めた遠藤も、今年10月には30歳。18年に「右上腕二頭筋遠位部断裂」の大けがも負った。幾度の負傷は地道な稽古で乗り越えた。年末年始も故郷・石川に帰省せず初場所に向けてじっくりと調整。師匠・追手風親方(元幕内・大翔山)は「地味かもしれないが真面目にコツコツと稽古を積めるのは才能。巡業から帰った翌日は『休め』と伝えても黙々と四股を踏んでいる」と舌を巻く。日大の後輩で同部屋の幕内・剣翔も「ひとりで1時間でも2時間でも四股を踏める。食生活でもカップ麺を食べているのを見たことがない」と尊敬する。昨年5月に一般女性と結婚したことも精神的に大きい。

 16年から4年連続で初優勝力士が誕生(琴奨菊、稀勢の里、栃ノ心、玉鷲)している初場所。「自分の相撲を取り切りたい」。短い言葉に15日間の決意が凝縮されていた。(小沼 春彦)

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