阪神D5・藤田、“桐生坂”で鬼ごっこ原点!鍛えた足腰と強肩で球界スピードスター「刺す」(サンケイスポーツ)

阪神のドラフト5位・藤田健斗捕手(18)=中京学院大中京高=が5日、滋賀・彦根市の荒神山(こうじんやま)公園野球場で自主トレを公開した。公園内には東京五輪の日本代表候補で、陸上男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(24)=日本生命=がトレーニングで使用した通称“桐生坂”がある。その頂上で、日本一の強肩捕手となることを誓った。

 雪化粧した伊吹山を背に、坂を駆け上がった。彦根市が生んだ屈指のスプリンター・桐生が世界に羽ばたく土台を築いた“桐生坂”。東京五輪のメダル候補もかつて見た景色を前にして、藤田が大きな目標を掲げた。

 「そういう足の速い選手を刺してこそ、プロの世界で生きていけると思う。負けたくないです」

 捕手として桐生みたいな快足自慢と対決することになるが? と問われると表情を引き締めた。

 自主トレを行った荒神山公園の一角にある高さ約20メートルの丘。芝生に覆われた斜面を、彦根南中時代の桐生がトレーニングで使用していたことから“桐生坂”と呼ばれている。「小学校の頃からここには来ていて、鬼ごっこをしていました」。知らず知らずのうちに、オリンピアンと同じ場所で足腰を鍛えていた。

 だが、藤田の一番の武器は足ではなく、二塁送球1秒8を誇る強肩だ。盗塁阻止率をどう考えるか? と問われ「やるからには一番を目指したい。阻止率も気にしてやりたい」と奪首宣言。昨季のセ・リーグの盗塁王はチームの先輩・近本だが、過去にシーズン30盗塁を3度記録した山田哲(ヤクルト)や2度記録した大島(中日)ら桐生のような並み居るスピードスターを次々に刺し、存在感を示す。

 理想像もすでに描けている。二塁送球最速1秒71を誇り“キャノン”の異名をほしいままにする甲斐(ソフトバンク)だ。「甲斐選手みたいに正確性もあって、肩が強い捕手になりたい。映像も見ます。体の使い方もうまいので、参考にしたいです」。侍ジャパンでも扇の要を務めた強肩を参考にしている。

 「地元の方たちは応援してくれている。その期待に応えられるように頑張りたいです」

 “桐生坂”に誓った盗塁阻止率No.1。まずはプロで戦える体をしっかりと作り、近い将来の正妻の座を狙う。

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