DeNA・石川は愛される男 中継ぎ陣から粋な演出(サンケイスポーツ)

出典元:チームメイトに囲まれ、1000安打の祝福を受けるDeNA・石川雄洋内野手(中央)

【球界ここだけの話】

 DeNAの生え抜き15年目、最古参の石川雄洋内野手(33)は誰からも慕われ、愛される男だ。

 8月6日の広島戦後、広島市内の焼肉店で開かれた中継ぎ投手の食事会に石川の姿があった。野手会、投手会、バッテリー会など各分野における集まりは度々あるが、そこに“他分野”の選手が加わる機会は多くないという。

 「昔はよく投手会に参加していたんです。(ハマスタの)ロッカールームの隣が(中継ぎの)三嶋で、みんなで行こうと誘ったんです」

 内野手の石川が“発起人”となった中継ぎ会。コミュニケーションを図りたい思いだけでなく、「中継ぎのみんながフル回転で頑張っていたのをみてきた」と、チームの苦しい時もマウンドに立ち続けた仲間をねぎらいたいという思いがあった。

 「石川さんはロッカーで『また投げたの? すごいね』『体のケアしとけよ』とか言ってくれるんです。そこまで気にかけてもらえるのはうれしいですよ。食事に誘ってもらったので、みんなに声をかけました」

 三嶋が周囲に声かけて店も予約した。当日は石川を筆頭に、遠征に帯同していた全中継ぎ陣(山崎、国吉、桜井、武藤、藤岡、三嶋、斉藤、エスコバー、笠井)に裏方スタッフも加わった。

 中継ぎ陣からの粋な演出もあった。中継ぎ会の2日前、4日の巨人戦で石川が通算1000安打を達成した。国吉は急きょ、ケーキの手配に奔走した。「間に合ってよかったです」。立派なケーキで祝福した。

 「結局、僕がサプライズされちゃいました。うれしかったですよ」

 石川は笑顔で振り返り、こう加えた。「中継ぎ陣って好きなんですよね。みんなが一体となって頑張っている感じで」。ひたむきなプレーと温かいハートが石川の魅力。1000安打を達成した試合後のヒーローインタビューでは筒香がサプライズのケーキを持参した。全選手がお立ち台に集結した異例の光景こそ、石川が愛されている証だ。

 「石川さんはみんなに好かれています。もちろん、僕も好きです。『石川さんが誘ってくれた』と声をかけたら全員が来たということは、そういうことですよね」。三嶋は少し誇らしげだった。順位争いが激しくなるシーズン終盤へ向け、石川の存在がチームを支える。(湯浅大)

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