高梨沙羅、助走安定せず今季ワーストタイの11位「自分を変えないと世界では戦えない」(スポーツ報知)

◆W杯ジャンプ 女子札幌大会第1日(12日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)

 個人第6戦(HS137メートル)が行われ、18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(22)=クラレ=は111メートル、110・5メートルの合計154・6点で今季自己ワーストタイの11位。課題の助走が安定せず、2本ともに飛距離を伸ばせなかった。17年世界選手権銀メダルの伊藤有希(24)=土屋ホーム=は2回目に122・5メートルを飛び、今季自己最高の6位。14年ソチ五輪銀のダニエラ・イラシュコ(35)=オーストリア=が200・4点で今季初勝利を挙げた。

 沙羅は試技でヒルサイズに迫る全体トップの134・5メートルを飛んだが、本戦は2本ともにK点(123メートル)が遠かった。課題の助走を試行錯誤するほど、深みにはまる。国内W杯3年ぶり白星どころか、今季自己ワーストの11位。「試していることが、ことごとく失敗続きになっていて、モチベーションを保てずにいる」と沈痛な面持ちで明かした。

 今月6日の札幌五輪記念大会(宮の森ジャンプ場=HS100メートル)では、2本のK点越えをそろえて圧勝。復調へ手応えをつかんだが、サイズも周囲の景色も違う大倉山では同じようにいかない。「(助走路の)形状も違うし、滑り出しの角度も宮の森の方が急。そこに合わせていけない自分がいる」と沙羅は分析している。

 銅メダルの平昌五輪から、22年北京五輪金メダルへ再出発の今季。ジャンプを抜本的に見直し、地力を高める年と位置づける。結果が出ない時でも、ぐっとこらえるしかない。「自分を変えないと、世界では戦えない。攻めの姿勢で今後もぶつかっていきたい」と覚悟を固めた。(細野 友司)

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