【巨人】谷岡、亡き祖父にささげるプロ初勝利!山口鉄から吸収したリリーフの心得(スポーツ報知)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人9―8日本ハム(30日・東京ドーム)

 気迫で相手の勢いを食い止めた。谷岡は勇気を持って腕を振った。8―5の4回2死満塁、レアードの打席から3番手で登板。低めのフォークが暴投となって2点差に迫られ、なお二、三塁。それでも「打たれたらどうしよう、というのはなかったです」と強気に最後は高めの147キロ直球で空振り三振に斬った。5回も続投して1回1/3を無失点。見事な火消しで、うれしいプロ初勝利がついた。

 1年目の昨年は5登板で防御率12・00。内海、山口鉄と行ったオフの自主トレで、鉄腕・山口鉄に何度も質問してリリーフの心得を吸収した。さまざまな話を聞く中で、今年は試合中のブルペンでの球数を減らした。

 「山口さんにいろいろ聞いて、去年はマウンドに上がるまでに30球くらい投げていたのを今年は10球以内にしました。去年はただ、がむしゃらにやっているだけで、マウンドに上がる時はヘトヘト。それじゃ1年持たないなと感じました」

 救援で実績豊富な豊田投手コーチの助言を参考に猫背を矯正。姿勢を正したことで140キロ前後だった球速は150キロ近くに向上した。独特の軌道で鋭く落ちるフォークは威力抜群。大事な場面の起用も増えた。

 ウィニングボールは「おじいちゃんにあげます」と言った。小さい頃、東京Dによく連れてきてくれた祖父・一男さん(享年79)は東芝に入社直前の14年2月13日に他界。亡くなる直前の病室で「東京ドームで投げてプロになる」と約束した大切な存在だ。

 31日に先発するドラ1位ルーキー・鍬原は同学年で仲が良い。プロ初勝利という最高の形でバトンを渡した。(片岡 優帆)

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