【西野朗という男】〈上〉元日本代表監督・二宮寛氏「派手さはないが、しっかりと仕事をやる」(スポーツ報知)

【広告】    レイコップ

コードレススティッククリーナー

使い勝手はコードレスが一番!

バヒド・ハリルホジッチ前監督の解任を受けロシアW杯に挑む日本代表の西野朗監督が30日、初陣となる親善試合のガーナ戦を迎える。スポーツ報知では指揮官の人物像を2回にわたって紹介。第1回は元日本代表監督の二宮寛氏(81)が語る。(取材、構成・斎藤 成俊)

 二宮氏は現在、神奈川・葉山町でコーヒー店を営む。1977~78年に日本代表で指導した西野氏とは、今でも年1回の食事会などで交流が続いている。「前から『日本代表の監督は君しかいない。なんで自分から手を挙げないんだ』と言ってきた。ずっと西野が最適任者だと思っていた」。現役時代の印象を語りながら指揮官としての資質を挙げた。

 「今で言えば長谷部のようなタイプ。とにかく視野が広かった。派手さはないが、しっかりと仕事をやる」。そう話すとコーヒー店の机に目を向けた。「机には砂糖、コースター、飾り物などがある。人はそういった物には気づくが、実際は何も置いていない空間の方が多いし、広い。西野はそういう部分に着目できる男。全体に目配りができ、この空間は使えるな、など物事を瞬間的に判断して、それを行動に移せる。彼がそばにいるだけで落ち着くし頼りになる」

 二宮氏は70年代後半、奥寺康彦氏(66)=現J2横浜C会長=や西野氏ら有望選手を西ドイツに短期留学させて、“世界”を体感させた。狙い通りに西野氏は現役引退後、J1史上最多270勝を誇る名将へ成長した。

 落ち着いた雰囲気がチームに安心感を与えると指摘する。「例えばハリルホジッチさんのように、監督がベンチ前で大騒ぎすると選手がどう思うか。あれでは信頼感は生まれない。強かったガンバ時代に、西野が大声を浴びせることはなかった。監督がドンと構えていれば、選手はベンチを見た時に落ち着く。練習などで細かい部分に目を配り個々に指導していれば、極端な話、試合中は腕を組んでいるだけ。西野はそれができる」

 W杯まで残り2か月で誕生した西野ジャパン。「時間はないが、個々の力を引き出したりムードを変えたり、モチベーションを高める力量も覚悟もある。そういう指揮官は西野しかない」。二宮氏は温かいエールを送った。

コメントは受け付けていません。