栃ノ心10連勝!3場所連続2桁勝利で「大関濃厚」/夏場所(サンケイスポーツ)

大相撲夏場所10日目(22日、両国国技館、観衆=1万936人)関脇栃ノ心(30)は平幕千代大龍(29)を寄り切りで下し、初日から無傷の10連勝。3場所連続の2桁勝利で、場所後の大関昇進に前進した。横綱白鵬(33)は、右腕の負傷で7日目から休場し、この日再出場した新小結遠藤(27)を送り出しで退け、鶴竜(32)は琴奨菊(34)をはたき込み、1敗を死守。全勝の栃ノ心を1差で両横綱が追う。

 盤石の内容だった。栃ノ心は千代大龍に右を差せないとみるや、おっつけて右上手。左も引いて外四つからつって寄り切った。2桁勝利に到達し、笑みがこぼれた。

 「立ち合い負けしないように。気持ちいいっすね。とりあえず目標は2桁だったので」

 初日から10連勝で単独首位は変わらず。帰り際の花道では男性ファンから花束を渡された。

 大関昇進の目安は直近3場所を三役で33勝以上とされる。栃ノ心は初場所で平幕優勝の14勝、春場所は関脇で10勝。今場所の10勝で直近3場所計34勝を積み上げた。平幕を起点に大関昇進した照ノ富士の例もある。

 昇進を預かる審判部の阿武松部長(元関脇益荒男)は「追い込まれる相撲がまるっきりない。(昇進の可能性は)濃厚じゃないですかね。決定ではないですよ」。昇進を諮る臨時理事会開催を八角理事長(元横綱)に要請するための審判部内の会議開催を「(27日の)千秋楽だと思います」と示唆した。

 この日は師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)の56歳の誕生日。「去年も勝っているからさ。うれしいかな」と弟子が話せば、師匠は「ありがとうございます。さて、こうなりゃ2匹目の何かがあるかな」と喜んだ。

コメントは受け付けていません。