【高校総体】前橋育英、試合終了間際の決勝点で帝京下し13年ぶり2度目V 「粘ってよく戦ってくれた」(スポーツ報知)

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出典元:スポーツ報知

◆全国高校総体サッカー男子▽決勝 前橋育英1―0帝京(30日、鳴門大塚)

 前橋育英(群馬)が決勝で帝京を1―0と下し、13年ぶり2度目の優勝を飾った。

 ゴールへの執念が、劇的な決勝点を生んだ。試合終了間際の後半アディショナルタイム4分。FW高足善(3年)はドリブルで中央を突破し、相手DF2人をかわして右足を振り抜いた。ボールはここまで好セーブを見せ続けた相手GKに当たってゴールへ。158センチと小柄ながら巧みなボール扱いで前進し、名門の背番号10を背負う高足は「最後は自分が点を取って日本一になろうという気持ちでずっと頑張っていた。チームメートも喜んでくれて、すごくうれしかった」と苦しんで奪った今大会初ゴールに声を弾ませた。

 前半から細かく丁寧につないでゴールへ向かい、何度もチャンスを迎えた。高足の決定機も2度。だが相手の粘り強い守備にも阻まれ、得点が入らない。それでも山田耕介監督は「3回外しても1回決めればいい。大丈夫。チャンスは絶対くる」。前向きな言葉で鼓舞し続けた。ベンチからも終始ポジティブな言葉が飛んでいた。前夜のミーティングで高足は「自分が点を取るから、ボールを預けて欲しい」と誓っていたという。チームメートはその言葉を信じ、ボールを集めた。最後の最後に、全員の思いをゴールまで運んだ。指揮官も「粘ってよく戦ってくれた」と目を細めた。

 今季からは高校年代最高峰のプレミアリーグに初参戦。Jクラブの下部組織が多くひしめく中強度の高いサッカーでもまれ、半年ほどで力は着実についている。プレミアリーグでは現在4位と奮闘。山田監督は「経験は確実にプラスになっている。今までよりも細部にこだわるようになった。ちょっとしたズレ、ちょっとしたラインの押し上げ、パスコース…」と実感している。「ストロング」である切り替えの速さを大事にしながらチームのスタイルを磨くことに加え、相手の分析映像を見ることにも、より力を入れるようになった。

 中盤でチームを支え、ピンチでは誰より早く帰陣して体を張ったキャプテンのMF徳永涼は、「トーナメントは技術だけじゃなくてメンタルが半分以上を占める。大会を通じて団結して、すごく良いチームになってきた」と大きな手応えをつかんだ。「ここで優勝で終わるのと、準優勝で終わるのは違う」と焼き付けた日本一の景色。「自分たちの目標はあくまで(全国選手権、プレミアリーグを含めた)3冠。狙われる立場になるけど、ここからまた引き締めて、チーム一丸となって戦っていきたい。山田監督をまた優勝監督にしたい」と次の挑戦を力強いまなざしで見据えた。

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