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出典元：スポーツ報知
俳優・古田新太が２９日、主演を務める劇団☆新感線の舞台「薔薇とサムライ２―海賊女王の帰還―」大阪公演（１０月５日～２０日、フェスティバルホール）に向け、女優の天海祐希、若手俳優・神尾楓珠と意気込みを語った。
２０１０年上演作品の続編で、大泥棒の石川五右衛門（古田）と女海賊から国王となったアンヌ（天海）の冒険物語。古田は、１２年ぶりの復活に「５回もやって飽きてる。スーパーマンでどうやっても勝つから、楓珠や新しい子とどうやってふざけようかなと稽古しています」とニヤリ。昨今の演劇界のおとなしさを憂う古田は「コンプライアンスに真っ向から反対。遠慮するなと教えたい」と、ガチンコの芝居を要望した。
４年ぶり５回目の同劇団公演となる天海は「オリンピックイヤーと一緒で新感線イヤーがやってきたなと。アンヌを選んでいただいて幸せです。世代交代に触れているので、最後になるかも」と話した。また、初参加の神尾は「不安ですが、せっかく誘っていただいたので自分なりにできることをやって学びたい」と貪欲な姿勢をみせた。
五右衛門や国王・アンヌとして、人の上に立つリーダー像についても熱く語った。古田は「アンヌの平等性は裏目に出て大変なことになるんですけど、アンヌの平等性は日本の政治家にも見習って欲しい」とチクリ。天海は「アンヌも大きな組織の上に立つ上である程度個人の楽しみを犠牲にしている。多少自分の身を削ってでも回りの利益のためにというアンヌを見ていると、ニュースで残念な気持ちになりますね。難しいですね」と語った。
今作について古田は「わかりやすく勧善懲悪。世代交代が軸なので、若い人に大きな役目を譲っていきたい。コロナで大変ですが、大阪で遊ぶつもり。飲みに行けるしょーもない作品を作ってきます」と珍アピールを繰り広げ、来場を呼びかけた。
