尾上松緑、講談の名作「荒川十太夫」を新作歌舞伎に「再演を希望されるように全力を尽くします」(スポーツ報知)

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出典元:スポーツ報知

歌舞伎俳優の尾上松緑(47)が、歌舞伎座「十月大歌舞伎」で講談の人間国宝である神田松鯉(しょうり=79)の名作「荒川十太夫」を題材にした新作歌舞伎を上演することが27日、分かった。

 「荒川十太夫」は赤穂義士の外伝物として松鯉が得意とする講談の人気作。堀部安兵衛の切腹の際に介錯をつとめた下級武士の苦悩と覚悟を描く。松緑は「講談と歌舞伎は親戚関係に近い。一丸となって心に残り、再演を希望される作品になるように全力を尽くします」と意気込んでいる。

 また、9月28日に歌舞伎座で神田松鯉と弟子の神田伯山(39)による講談会「神田松鯉・神田伯山 歌舞伎座特撰講談会 ~神田松鯉傘寿を祝って」(昼夜2公演)を開催する。松鯉、伯山それぞれの講談に加え、松緑も交えた3人の特別鼎談(ていだん)も予定されている。

 ◆神田松鯉 「現伯山の発案で歌舞伎座での親子会が実現する事になった。昭和四十二年から四十三年にかけて、ごく短期間だが二代目中村歌門先生の弟子だった私にとっては懐かしい場所である。親子会は九月二十八日で昼夜公演。なんと、その日は私の満八十才の誕生日。関係者の粋な計らいに胸が熱くなった。当日の私の読み物は、相手を思い遣る優しさが胸を打つ赤穂義士外伝『荒川十太夫』。更に嬉しいのは、その『荒川十太夫』が当代尾上松緑丈の主役で歌舞伎化され、十月の歌舞伎座で公演される事になった。自分が古い速記本の中から発掘して持ちネタにした読み物だけに嬉しい。松緑丈は九月二十八日の親子会にもゲスト出演して下さる。感謝するのみである」

 ◆神田伯山 「『講談の公演を歌舞伎座でしたい』というのは、二ツ目時代から願っていたことなので光栄で嬉しいです。しかも師匠松鯉との親子会。さらには公演日の9月28日は、師匠の誕生日で80歳の傘寿です。師匠にとっても私にとっても、記念すべき講談会になりそうです。また、私が敬愛する松緑さんを交えての鼎談まであります。10月には講談の台本をもとにした『荒川十太夫』を松緑さんが歌舞伎化されます。歌舞伎の方も非常に楽しみです。昔はあらゆる日本文化のジャンルが切磋琢磨して影響し、各々の伝統を繋いできました。このコロナ禍において、各々の伝統芸能はさらに連帯を強めているような気がします。『こちらのジャンルは大変ですが、そちらはどうですか』というような。『辛い時期にあるからこそ、お客様により喜んで頂きたい』多くのエンターテイメントの願いです。私は学生時代、そしてこの2年ほど集中的に歌舞伎座に行き、改めて芝居の面白さを噛み締めています。松緑さんはじめ、多くの役者さんやスタッフの方々の奮闘に、胸をうたれます。色々な方が繋いできたお陰で、今日がある大事な歌舞伎座。1日だけ松鯉・伯山親子会でお付き合い頂ければ幸いです」

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