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出典元:スポーツ報知
なにわ男子の道枝駿佑(20)が、女優の福本莉子とダブル主演した映画「今夜、世界からこの恋が消えても」(三木孝浩監督)が29日に公開される。このほどスポーツ報知の取材に応じ、映画初主演の喜びや、25日に20歳を迎えてアイドルとして生きていくことへの覚悟を語った。(奥津 友希乃)
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イメージそのままの爽やかな好青年。じっくりと考え、自分の言葉を紡ぐ誠実な受け答えが印象的だ。
「(昨年11月に)CDデビューして、こんなに早く主演で映画をやらせてもらう夢がかなうと思っていなかった。素直にうれしかったです」
これまで、連ドラや舞台作品で主演経験はあるものの、映画主演は本作が初めて。演じたのは、眠ると記憶を失う難病「前向性健忘」を抱えるヒロイン・真織(福本)を献身的に支える男子高校生・神谷透(とおる)。繊細な表現が求められる難役だった。
「『これを俺がやるのか』というプレッシャーが大きくて。ここまで人を思う気持ちをキープする作品はやったことがなかったので、めちゃくちゃ悩みましたし、難しかったですね」
クラスの中心にいるタイプではなく、教室で物静かに読書する内気な役柄。今をときめく“キラキラアイドル”とは、共通点が少ないように思えるが「あまりガツガツしていなくて欲がなくマイペースなところとか、結構似ています」と親しみを感じていたという。
本作が10代最後の作品。自身の性格を「考えすぎるとダメなタイプ」と冷静に分析し、「役者として一回りも二回りも成長したい」との決意を思いで臨んだ。記憶を失うヒロインに寄り添う覚悟や葛藤を丁寧に表現したが、悔しさも残った。
「監督から『涙が出るくらいやって欲しい』と言われたシーンで、最後まで泣けなくて。人のセリフを聞いて涙することはできても、自分からあふれさせるのがこれからの課題ですね」
大阪出身ならではの苦労もあった。インタビュー中、劇中でテイクを重ねた「伝わらないんだよね」というセリフをつぶやき、「いまの、合ってます?」と記者に質問。関西弁のイントネーションが混ざっていることを伝えると「ですよね~。標準語、これが本当に難しかった!」と苦労を振り返った。
達成感以上に課題も見つかった初主演作。それでも前を向く。
「悩みながらも最後まで役に向き合ったので、たくさん収穫がありました。人の心を動かせるような役者になりたいですし、改めて演技の仕事も続けていきたいと思える作品になりました。メンバーのみんなにも観て欲しいです」
グループは、昨年11月にCDデビュー。コロナ禍の活動に苦労も多いはずだが「こういう状況下だからこそ、アイドルっていうエンタメが重要視されてくると思うんです」。28日には、1stアルバムを引っさげた全国ツアーの大阪公演を予定し「7人全員の力で一人でも多くの人に元気や、笑顔を届けたい」と、この時代にアイドルとして生きる覚悟は十二分だ。
息抜きや趣味を聞くと、「よく聞かれるので『散歩』って言ってはいるんですけど、本音は仕事以外に思い浮かばないんです。本当に好きでやってるって仕事ぐらいなんです」。
20歳を迎えても「自分らしくやっていきたい」と考え方や堅実な姿勢は変わらない。
「これからも周りの方々への感謝と謙虚な気持ちを忘れずに、成長した姿を見せられるように頑張っていきたいです」
◆福本莉子とは2度目の共演
○…ヒロインの福本とは、昨年のテレ朝系連ドラ「消えた初恋」以来、2度目の共演となった。「福本さんがドシッと構えていて、心強かったです。カメラが回っていなくても真織でいてくれたので、僕も自然と『真織のために何かしてあげたい』という透の気持ちになることができました」。
◆緻密な役作りを三木監督が称賛
○…三木監督は、道枝について「キラキラのアイドルオーラがすごいので、透の空気感を出すのは大変だったと思います。でも、髪形や姿勢を猫背にするなど細かな工夫をこらして撮影に挑んでくれました」と緻密な役作りを称賛。「道枝君の柔らかい空気感がすてきで。最初は、透はクールなイメージでしたが、道枝君の魅力を生かす演出に変わり、作品をよりよい形に仕上げることができました」と感謝を語った。
◆道枝 駿佑(みちえだ・しゅんすけ)2002年7月25日、大阪府生まれ。20歳。14年11月にジャニーズ事務所入所。17年に日テレ系「母になる」でドラマ初出演。21年「ロミオとジュリエット」で舞台単独初主演。同年11月にシングル「初心LOVE」でCDデビュー。22年4月、日テレ系ドラマ「金田一少年の事件簿」で5代目・金田一一役を好演。身長179センチ。20歳の記念に買いたい物は「ちょっといいサンダル」。