出典元:スポーツ報知
◆マイナビオールスター2022 全セ1―2全パ(27日・松山坊ちゃんスタジアム)
全セの4番、ヤクルト・村上が力勝負を制した。初回1死一、二塁からロッテ・佐々木朗の160キロ速球を中前安打。3回はオリックス・山本の速球を右前に運んだ。今季、完全試合のロッテの怪物とノーヒットノーランを達成したオリックスのエースから計2安打。「欲を言えば本塁打を打ちたかった」と球宴初アーチお預けを悔しがるも、敢闘選手賞を受賞した。
秋季キャンプ地、松山での夢舞台。4月12、13日の広島戦以来の凱旋となった。高津監督は塩見、山田、村上、中村、長岡と球宴出場のヤクルト野手全員を先発起用。村上が感謝を込めて躍動し、「たくさんの方とお話させていただいて、自分の良い財産となってこれから先、生きると思います」と収穫も得た。
ファンに夢と感動を届けた選手に贈られる「マイナビ賞」も受賞。3冠王の期待もかかる後半戦に向け、「狙える位置にいる。チャンス。もちろん狙いたい。それが達成できるように頑張りたい」と決意を新たにした。(片岡 優帆)