【滋賀】近江 プロ注目の二刀流・山田陽翔が今夏初登板 6回2死まで走者許さず「準完全」快投(スポーツ報知)

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出典元:スポーツ報知

◆第104回全国高校野球選手権滋賀大会 ▽準々決勝 近江10―0伊吹=6回コールド=(25日、彦根)

 今春センバツで計594球を投げ、チームを準優勝に導いた近江(滋賀)の山田陽翔(はると)投手(3年)が、今夏初登板を果たした。今秋のドラフト候補の右腕は、6回1安打無失点の“準完全試合”で4強進出を決めた。南北海道では、町立の知内(しりうち)が春夏合わせて甲子園出場11度の強豪・東海大札幌を破り初の決勝進出。最速147キロ左腕・坂本拓己(3年)が1失点で完投し、夏の甲子園初出場に王手をかけた。

 近江の山田が、完璧なスタートダッシュを決めた。準々決勝で今夏初登板。打者19人に67球で9三振を奪い、出塁は内野安打1本のみの“準完全試合”。3回には自己最速タイの149キロもマークした。「ようやく夏が始まった感じです!」と、噴き出す汗を心地良さそうに拭った。

 惜しかった。6回2死まで1人も走者を出さなかったが、18人目の打者のゴロを遊撃手がワンバウンド送球し、内野安打にしてしまった。それでも「投手心理として打ち取った当たりで出塁されると、切り替えるのが難しい。夏は何が起こるか分からない。気持ちを切らさず、全力で抑えようと思いました」と、冷静に次の打者をカットボールで遊ゴロに打ち取った。

 ネット裏には8球団14人のスカウトが結集し、今秋ドラフト候補右腕のマウンドさばきを見つめた。巨人・水野スカウト部長は「上から投げ下ろして角度がある」と直球を絶賛。阪神・筒井アマスカウトはカットボールに注目し「真っすぐ腕を振るので、打者は直球と思って振り始めてしまう」と、完成度に舌を巻いた。

 投球と同様にプロが注目するバットは4打数無安打。9点リードの5回2死満塁で放った大飛球は、左翼ポールの約3メートル左にそれ、5回コールド勝ちと自身の“完全試合”を呼び込む“サヨナラ”満塁本塁打とはいかなかった。4番打者としては小休止だが、ナインが11安打10得点と爆発。多賀章仁監督(62)は「山田が投げるといいプレーが出ますよね。別のチームみたい」と目を丸くした。「目標は日本一」と山田。27日の準決勝は比叡山と対戦する。3季連続甲子園切符へ、あと2勝だ。(田中 昌宏)

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