出典元:スポーツ報知
◆大相撲 ▽名古屋場所千秋楽(24日・ドルフィンズアリーナ)
西前頭2枚目・逸ノ城(29)=湊=が、初優勝を果たした。同3枚目・宇良(30)=木瀬=を寄り切って12勝3敗。トップで並んでいた横綱・照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=が敗れてVが決まった。新入幕でいきなり優勝争いを演じ“怪物”と呼ばれた逸材。新型コロナウイルス禍で休場力士続出した荒れた場所で、悲願の初賜杯をつかんだ。
◆逸ノ城に聞く
―優勝が決まった瞬間は支度部屋で。
「そうですね。もう一番取れるようにと、心の準備はしていた」
―スピード出世も新入幕から初Vまで長かった。
「今回はそれ(優勝のチャンス)を逃さずに、優勝できて本当に良かった」
―ヘルニアで苦しんだ。
「本当に歩くどころじゃなくて、横になれないし、横になったら立つこともできない。(復活は)みなさんのおかげ」
―コロナで休場者も多かった異例の場所だった。
「自分もコロナにかかって場所に出られなかったこともあったので、うがい、手洗い、アルコール消毒を自分なりにしっかりやっていた」
―モンゴルにいる両親も喜んでくれているのでは。
「めっちゃ喜んでいると思う。最近は2、3日連絡してない。目の前のことにいっぱいだったので、今日は親に連絡するのが本当に楽しみ」