出典元:スポーツ報知
スポーツ報知評論家の宮本和知氏(58)、村田真一氏(58)、高橋由伸氏(47)がこのほど、スペシャル対談を行った。開幕前に3人が優勝予想した巨人は、開幕ダッシュに成功しながらゴールデンウィーク以降失速。7月には未曽有のコロナ禍にも見舞われた。前半戦の誤算と後半戦での巻き返しのカギは何か。3人が徹底討論した。
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村田「厳しいなあ。76人陽性か」
宮本「コロナね…」
村田「メンバーうんぬんの前に試合できる人がおらん。特に内野が6人はそろわんと(陰性の内野手は2人)。せめて1軍の選手がベンチ入りの半分はいないとお客さんにも失礼なんちゃう? プロ野球なんやから」
由伸「投手に比べて野手の方が復帰は早いでしょうけど、けがも怖いですよね。何日も動いていないわけですから」
宮本「中でも先発投手が復帰に一番時間がかかる」
村田「ベストメンバーがそろうまで総力戦で乗り切るしかないなあ」
宮本「でも、これはどのチームにも起こりえることで言い訳はできないよ。今年のペナントはコロナとの闘いも含まれているので、投手層、選手層の戦いでしょう。ところで…」
由伸「何ですか?」
宮本「すみません」
村田「なになに? 急に」
宮本「昨年まで投手コーチをやらせていただいたにもかかわらず、投手が育ってないということで…」
村田「年が明けたらチームは変わるんよ。とはいえ、1試合平均失点が4・54。毎試合5点とらんと勝てんのよ。そりゃ苦しいよ~。由伸は「打って打って打ちまくれ」って言ってたけどさあ」
由伸「けど勝つにはそれしかないじゃないですか…」
村田「俺らはバッテリー出身やからね。残り試合(平均失点を)3点ちょっとにすれば、大型連勝もあると思うよ」
由伸「若い子が投げることが多いから、点をとって安心して投げさせないといけない」