出典元:スポーツ報知
卓球の世界ツアー「WTTチャンピオンズ欧州サマーシリーズ」は22日、ハンガリー・ブダペストで最終日が行われ、男子シングルスで世界ランク8位の張本智和(IMG)が頂点に立った。決勝で17年アジア杯優勝などの実績を持つ林高遠(中国)に4―3で勝利。ゲームカウント0―3から引っ繰り返し、今季の国際大会初優勝を飾った。
張本は2ゲームを先取され、第3ゲームも10―7と先にゲームポイントを握ったが、12―14で落とした。ゲームカウント0―3と崖っぷちで迎えた第4ゲーム。サーブから主導権を握って11―6で制すると、第5ゲームもフリックやチキータなど、打点の高い攻撃的なプレーで得点を重ね、11―6で奪った。
第6ゲームも5―10と先にチャンピオンポイントを握られたが、そこから5連続を挙げるなど驚異の粘りを見せ、13―11。最終ゲームに持ち込んだ。第7ゲームも5―9の劣勢から、怒とうの6連続得点で大逆転勝利を収めた。
張本智和「もう、自分でも何で勝ったかまだ分からない。正直、0―4の試合でしたけど、諦めずに1球1球戦い抜いた結果だと思うので、諦めずに戦ったから勝てたわけではないと思いますけど、今日は神様が味方してくれたのかなと思います」