出典元:スポーツ報知
◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―5広島(22日・神宮)
広島が、鮮やかな一発攻勢で首位・ヤクルトを撃破した。2点ビハインドの8回2死一塁秋山翔吾外野手が、右翼が一歩も動かない特大の同点2号2ラン。9回には、先頭・小園が守護神マクガフから決勝点を奪うソロ。なおも1死一塁から、代打・松山が今季1号2ランを浴びせた。
6回まで毎回安打を放ちながら1点も奪えず、終盤まで嫌なムードが流れていた。秋山は4安打2打点の大暴れ。猛打賞は日本球界復帰後12試合目で初となり、NPBでは西武時代の19年9月3日・ロッテ戦以来。1試合4安打は19年6月4日の広島戦以来だった。
先発・大瀬良も2回までに2失点と、立ち上がりに主導権を渡す投球となったが、6回2失点と踏ん張った。7回は中崎、同点に追い付いた8回は森浦が、ともに無失点。3点リードとなった9回は守護神・栗林が無失点に抑え、2年連続の大台到達となる20セーブ目をマークした。
ヤクルト戦は、今季この試合前まで1勝10敗1分けと大苦戦。直近の9連敗(1分け挟む)は、93年に並ぶワーストだったが、不名誉な記録の更新も免れた。